ミズーリ州南部オザーク山脈の村に住む少女リーは17歳にして一家の大黒柱として、心の病んだ母親の代わりに幼い弟と妹の世話をし、その日暮らしの生活を何とか切り盛りしていた。ある日、地元の保安官から衝撃的な事実を突きつけられる。 とうの昔に家を出て逮捕されていた父親が、自宅と土地を保釈金の担保にして失踪。もしこのまま裁判に出廷しなかったら、リーたちの 家は没収されるのだという。 やむなくリーは、たった一人で父親探しに乗り出すが、ならず者だらけの親族は全く協力してくれず、露骨な妨害工作さえ仕掛けてくる。 “非情な掟”に縛られた村で真実を探り当てることは不可能に近い。果たしてリーは父親を見つけ出し、家族を守ることができるのだろうかー。

威圧的だがカリスマ性に満ちた牧場主。弟の新妻とその息子である青年に対して冷酷な敵意をむき出しにしてゆくが、やがて長年隠されてきた秘密が露呈し...。

心を体に傷を負ったふたりの女性が、アメリカ南部に根づいているケージャン文化に出会う。生命力あふれる文化を通して、彼女たちの心と体が同時に癒されていくさまが伝わってくるような秀作。

誰ひとり殺さず、アメリカ史上最も高い成功率を誇った実在の強盗犯、ニュートン四兄弟を描いた作品。強盗稼業から足を洗った次兄ウィリスは無一文になってしまい、兄弟最後となる一世一代の大列車強盗を計画する。