15年の勤めを終えて、久しぶりに大川組に戻ってきた準次。世の中はすっかり変わり、小学生が株を転がす時代。 携帯電話も使えない任侠男、準次の新たなシマは、借金のカタに押さえたミニFMだった。非常に頼りない子分の太郎を連れて、困惑しながら小さなラジオ局「FM89.3MHz」に向かう。するとそこには、萌え系アイドル、ゆかタンが一人でラジオを続けていた―。 赤字続きで、存続の危機にある「FM89.3MHz」。準次は歌舞伎町にいる、昔の仲間にスポンサーを頼む。ある日の本番直前、DJのゆかタンは時間に間に合わなくなり、スポンサーのため仕方なく準次がDJをやる事に。戸惑う準次と、取り乱す太郎。ドタバタしながら番組は進み、準次は本音を連発。すると、準次は歌舞伎町で話題となり、遂にはゆかタンと二人でDJをやる事に。番組内で抗争中の組同士を手打ちにしたり、人生相談に乗ったりと人気を博していく。新宿では大川組若頭の川端が、ご法度のシャブを売っている。それ知った準次の元に、命を狙う黒い影が近づく…。

1999年、覚せい剤が原因で父親を亡くした山本賢治は、柴咲組組長の柴咲博の危機を救ったことからヤクザの世界に足を踏み入れる。2005年、ヤクザとして名を上げていく賢治は、自分と似た境遇で育った女性と出会い、家族を守るための決断をする。それから時は流れ、2019年、14年間の刑務所暮らしを終えた賢治だったが、柴咲組は暴力団対策法の影響で激変していた。

アメリカ人ハリーはある時、旧友からある助けを求められた。それは、日本滞在中にヤクザ組織の東野組に誘拐された旧友の娘の救出。東野組とビジネスを交わしていた旧友がトラブルを引き起こしたことがその原因であった。また、旧友はハリーがかつて進駐軍兵士として日本にいた頃、彼にある恩義ができたヤクザ幹部・田中健に協力させれば奪還できると判断した。こうして仕方なく日本へ向かったハリー。だが、再会した健は既にヤクザの世界から足を洗っていた。

いつもつるんで、学校に行っては問題を起こしていた18歳のマサルとシンジ。ある日、カツアゲした高校生の助っ人にノックアウトされてしまったマサルは、ボクシングに目覚め、ジム通いをはじめる。付き合いでシンジもジムに入門し、ふたりはボクシングの練習に没頭する。ある夜、ヤクザに絡まれたふたりは、若頭に助けられるが、その迫力にマサルは感動する。高校生活も終わり、いつの間にかシンジはボクシング界の逸材に成長していた。だが、ジムにはマサルの姿はなかった……。

戦後、東大法学部の学生が設立した金融会社“太陽クラブ”は急成長を遂げたが、メンバーの隅田がヤミ金融容疑で検挙され焼身自殺を図る。残された鶴岡は新たに六甲商事を設立し、企業から次々と金を騙し取った。東京地検の福永検事は鶴岡をマークするが、彼は証拠を残さずに犯罪を繰り返すのだった。

月曜の朝、見知らぬホテルの一室で目覚めたごく普通のサラリーマン・高木。二日酔いに頭を押さえ、週末の記憶を辿るが思い出せない。だがポケットに入っていたお浄めの塩に気付いたことで、次第に自分がしでかしたとんでもない記憶が蘇ってくる・・・。

合唱部部長の岡聡実(おかさとみ)はヤクザの成田狂児(なりたきょうじ)に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしかふたりの関係には変化が・・・。聡実の運命や如何に?そして狂児は最下位を免れることができるのか?

雨の街、台北。日本を追われた一人の極道、優児。今は台湾マフィアのボス・ホウに雇われ、ヒットマンとして暮らしている。ある日、昔の女から、あなたの息子だと一人の少年・チェンを押し付けられる。優児は、ホウから対立組織のクー・チーピンの殺し屋を請け負った。娼婦リリィの部屋でクー・チーピンの動向を窺う優児。遂に、優児は暗殺を決行し、首尾良く成功するが、その後には、台湾黒社会の報復が待っていた…。

関東で一大勢力を誇る真田組組長・真田義勝が敵対する大滝会中条組のヒットマンに暗殺された。真田組直系若衆・国定新は肉親以上に慕った真田の暗殺を留置場で知り、怒りと哀しみに狂う。阪東連合幹事長・土方泰典の仲裁で真田組・中条組の手打ちの手筈が調えられていくが、一方国定を利用した世代交代を狙う絵図が描かれる。そして謀略のまま大滝会会長の暗殺は成功するが、ヒットマンが国定に差し向けられる!全貌を知った国定の猛り狂う野獣の血が暴走を開始する!

小学生の不動力は、父・巌が兄を殺すところを目撃した。それは、兄が夜叉組といざこざを起こしたオトシマエをつけるためだった。それから10年、高校生になった力は表向きは成績優秀で真面目な学生を装っていたが、裏では九州仁王会不動一家の若頭をつとめていた。しかし、彼にはさらにもうひとつの裏の顔があった。古い体質のヤクザ世界を崩壊させ、極道新世代を築こうとする組織のリーダーとなっていたのである。

武闘派ヤクザVS警察組織! 追い詰められた男たちの狂乱の8日間。極限の状況・極限の男たち、衝撃のバイオレンス!!

親にもツキにも見放され、電車賃もない龍彦が新宿にやって来る。彼はチンピラに絡まれ、大乱闘になったところを真虎に助けられ、水商売で働く女性のスカウトをやってみないかと誘われる。真虎が所属するバーストの一員となった龍彦は仕事に励むが、敵対するライバル会社ハーレムで次第に頭角を現わしてきた秀吉に何かと付け狙われる。ある日、龍彦は借金の肩代わりをした店長から乱暴を受けながら働く風俗嬢アゲハと出会う。

北九州に住む大学生の亮はろくに学校へ行かず、4年生になっても就活をせず無気力な日々を過ごしていた。 ある日、亮はつるんでいた同じ大学の友人の思い付きでクラブから大麻を奪う計画に協力することになってしまう。 杜撰な計画は失敗に終わり、追われて逃げた亮はとあるバーに逃げ込む。

警察庁長官が何者かに射殺された。 この国の中枢・霞が関の裏側には秘密組織が存在し、「暗殺」で日本が動いていることを世間は知らない。 狙った獲物は確実に仕留めるプロのスナイパー・神崎 猟(竹内 力)は、相棒の鳴嶋(川野太郎)と共に、その「猟欲」と呼ぶべき類稀なる狩りの本能と手腕で、数多の人生を終わらせてきた。 任務遂行の報告に訪れた神崎に、もう1枚の写真が渡される。 国家機密を盗んで逃走したとされ、新たな「標的」となったのは、かつてのパートナー・篠崎(若松武史)だったーーー! スナイパー同士の血戦、街に銃弾の雨が降りそそぐ!!