FBI特別捜査官チェット・デズモンドは町のウエートレス、テレサ・バンクスの殺害事件を調査中に謎の失踪を遂げる。それから1年後、町全体に巣くった邪悪な者達は学園の女王であるローラ・パーマーを標的にし始めていた。時を同じくして、テレサ・バンクス殺害事件の捜査を引き継いだ特別捜査官デイル・クーパーは、彼に備わった特別な才能、鋭い第六感を生かして深い謎を解明しようと決意するのだった。

1968年、五月革命に揺れるパリ。アメリカ人留学生マシューは、映画フリークの学生たちによるデモの最中に魅惑的な双子の姉弟イザベルとテオに出会い、急速に親密になっていく...。

19世紀ロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミンは、妻や娘と幸福に暮らしていたが、彼の妻をわが物にしようとしたターピン判事の罠にはまり、島の刑務所に送られる。15年後、脱獄したベンジャミンはスウィーニー・トッドと名を変えてフリート街に戻る。だがパイ屋の主人ミセス・ラベットから、妻が自殺し、娘がターピンに幽閉されていると聞いたスウィーニーはターピンに復讐しようと決め、次々と惨劇を繰り返す。

中年男に体を売って生活するマイクは、緊張すると昏睡状態に陥るナルコレプシー病を持つ。一方スコットは良家のボンボンながら、家出をしていた。そんな二人がマイクの母親探しの旅に出る。

ホーマーはセント・クラウズの孤児院で生まれ育った。親代わりのラーチ院長の仕事である助産と当時は禁止されていた堕胎の仕事を手伝う彼だが、やがて自身の将来に不安を抱き始める。ある日、ホーマーは手術に訪れた若い女性キャンディとその恋人の軍人ウォリーと共に孤児院を飛び出した。彼はウォリーの誘いで彼の母親オリーヴが経営するリンゴ園で働き、収穫人たちの宿舎サイダーハウスで暮らし始めるが・・・。

入鹿夕子は長い海外生活から数年ぶりに日本に帰って来た。郊外にあるオーロラ・コーポには入鹿一族が住んでおり、その夜から彼女はそこで暮すことになる。入鹿一族はかつて、ある村に住んでいたが、そこがダムになり湖底に沈むことになったのだ。夕子が邸に入っていくと、パーティの最中で、晶子という18歳の娘が男たちに輪姦されていた。中心になっているのは夕子の兄で画家の卓也だ。翌朝、卓也と妻の貴子は息のない晶子を車で運び、山奥に捨てると、二人は激しく貪り合うのだった。夕子が鉄格子の部屋を見つけると、そこに高級ブティック、アリスの服があった。夕子はアリスを訪ねると、オーナーの三田は、ある画家が若い娘に服を着せてパーティをやるのが好きだとの話を聞く。三田は夕子にもその画家を紹介するといい、ホテルのバーで待ち合わせた。飲み物に薬が入っていたのか、夕子の意識が薄らいでいく。卓也は夕子を認めると、三田に好みではないと去っていく。夕子が意識を戻すと、かつて恋人でルポライターの伊吹がいた。彼は、アリスで服を買ってもらって失踪する若い女の事件を追っていた。数日後、賞を受けた卓也のパーティが行なわれ、峰子という娘が消えた。夕子は何とか兄を説得しようと決意する。兄の部屋に入っていくと、そこは夕子の絵ばかりがあった。貴子によると、卓也はどんなモデルを使っても夕子になってしまうという。夕子は兄に自分を描いてもらうと、激しく体を重ねた。貴子は卓也と自分に注射を打つと、やがて二人は息を引き取った。遠くからオーロラ・コーポに向かうパトカーのサイレンが聞こえてきた……