1940年代、アラバマ州で生まれたフォレスト・ガンプは、知能指数こそ人に劣るが、母親にたっぷりの愛情を注がれて育ち、優しいハートと走る能力は誰にも負けない男性に成長していく。そんなフォレストは、ただひとり彼に理解を示してくれた幼なじみの女性ジェニーの愛を信じる一方、ベトナムの戦場に出征するなど、1950年代に始まるアメリカの歴史の大きな動きの中で、図らずも波瀾万丈の半生を送ることになる。

1942年、日本統治下にあるジャワ島レバクセンバタの日本軍俘虜収容所で朝鮮人軍属カネモトがオランダの男性兵デ・ヨンを犯す。日本語を解する俘虜(捕虜)の英国陸軍中佐ジョン・ロレンスは、ともに事件処理にあたった粗暴な軍曹ハラと奇妙な友情で結ばれていく。 一方、ハラの上司で所長の陸軍大尉ヨノイは、日本軍の背後に空挺降下し輸送隊を襲撃した末に俘虜となった陸軍少佐ジャック・セリアズを預かることになり、その反抗的な態度に悩まされながらも彼に魅せられてゆく。 同時にカネモトとデ・ヨンの事件処理と俘虜たちの情報を巡り、プライドに拘る空軍大佐の俘虜長ヒックスリーと衝突する。東洋と西洋の宗教観、道徳観、組織論が違う中、各人に運命から届けられたクリスマスの贈りものが待っていた。

富豪未亡人邸を訪れた郵便配達人が見たものは、血だらけで横たわる女主人の横で棒を手に呆然と立ち尽くす家政婦の姿だった。そして、日食の闇の中で起きた20年前の事件の真相とは……!?

9歳の孤児オリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は、救貧院で労働に従事していたが、夕食の席で「おかわり」を求め、救貧院を追放されてしまう。

生まれ育ったニューヨークを捨ててアルゼンチンで暮らす兄を探しに、異母弟のベニーがブエノスアイレスに降り立つが、名前を「テトロ」と変えた兄はそっけない態度をとるだけだった。そんなある日、ベニーは兄が密かに執筆していた自伝を盗み見てしまい、それをきっかけに兄弟の仲は決裂。さらにベニー自身の出生にかかわる家族の秘密が明らかになっていく。

マギーは、仕事もせず男遊びばかりしていた。義理の母親に家を追い出されたマギーは、姉のローズの家に居候することになる。しかし、マギーはローズの恋人と浮気をした所をローズに目撃され、家を追い出されてしまう。行き場を失ったマギーは、亡くなったと聞かされていた祖母の家を訪れるのだが……。

書物を読むことが禁じられた近未来の世界。幼い頃に両親を失ったモンターグは、自分を育ててくれたベイティ隊長のもと、書物を燃やすファイヤーマンとして日々を送っていた。ある日、これまでに見たこともないほどの本が隠されている家を発見してしまう。全ての本を燃やせと隊長から命令が下った直後、家と本の所有者である老婆が“オムニス(OMNIS)”という謎の言葉を残して、本と共に焼身自殺を遂げる…。