文豪ハーディの名作を、ポランスキーが映像化したメロドラマ。19世紀末、ドーセット地方の貧農の娘テスは遠縁のダーバビル家に奉公に出される。その息子にかどわかされ私生児を孕んだ彼女だが、実家に戻って生んだ子はわずか数週間で死んでしまう。後に働きに出た農場で牧師の息子と美しい恋に落ち結婚するが、テスの過去を初夜に知った彼はそのまま外国に去っていく。流転の人生の果てに再び彼とめぐりあうテスだが、もはや新たな選択は破滅を意味した……。

人生はいつも長い旅路。出会いと別れ、喧嘩と仲直り、熱愛と惰性……倦怠期を迎えた結婚12年目の夫婦が今再び愛を取り戻そうと旅に出る──。

インチキ霊媒師が巻き込まれた犯罪を、サスペンス豊かに描いたヒッチコックの遺作。インチキ霊媒師のブランチは、富豪の老婦人にとりいって、行方不明の息子を探し出す仕事を得た。ブランチの調査によって、宝石店を営むアーサーが、その息子であることが判明する。だが、アーサーの裏の顔は、営利誘拐を繰り返す犯罪者であった。自分の身辺を探るブランチに、アーサーは次第に危機感を覚えていく……。

前作から5年後、大学を卒業したミアは祖母クラリスに代わって女王に即位することになっていた。祖国ジェノヴィアに到着した彼女は、21歳を祝う誕生パーティーでハンサムな青年ニコラスと運命的な出会いをする。 しかし、そんな彼女に問題が起きる。自分の甥のデヴロー卿を王位に就かせ権力を握ろうとしていたメイブリー子爵は、ミアに王位継承権が無いことを告げる。ジェノヴィアの法律では、女性は既婚でなければ王位に就けないのだった。前時代的とのクラリスの反対にもかかわらず、伝統を重んじる議員たちは、ミアが30日以内に結婚しなければデヴロー卿を王位に就かせることを決定する。ミアの意思を完全に無視した議会の決定に、当然のごとく憤るミアは、更にそのデヴロー卿がニコラスであると知ると、一段と怒りを募らせる。かくしてミアの花婿探しが始まる。

堅苦しいドキュメンタリー映画監督とその妻は、自由奔放な若いカップルと仲良くなったことで、自分たちの生活が少しずつ変化していく。