戦国時代。その頃、戦いに敗れた敗戦者を襲う野盗の群れが横行した。天魔谷に砦を構える一党は、天魔太郎を主領に、那智新田の次郎、三途帰りの三郎、蛇の池四郎など二十数名が虎視眈々と獲物を狙っていたが、彼らの集団とは別に、婉を主領とする、弥生、うめ、さくら、すずめ、しの、ねねの女七人の疾風組が、荒くれ男顔負けで暴れまわっていた。

間宮家の長男である幸一が結婚し、百合子が嫁いできた。父の周吉、長女の秋子、次男の和夫は、幸一と肉感的な百合子との新婚生活が気になってしまう。周吉はスナックのママのもとへ行き、秋子はトルコ風呂で働き始め、そして和夫は犯罪に走った。さらに幸一までもが家を出てしまい…。