完璧な計画の元に保険金殺人を実行した男女。だが思わぬ落とし穴が彼らを待ち受けていた……。ビリー・ワイルダー監督の初期の作品で、人間が陥りやすい暗部をじっくりと描いている。

ある真夜中、マルホランド・ドライブで車の衝突事故が発生。ただ独り助かった黒髪の女は、ハリウッドの街までなんとか辿り着き、留守宅へ忍び込む。すると、そこは有名女優ルースの家だった。そして、直後にやってきたルースの姪ベティに見つかってしまう。ベティは、とっさにリタと名乗ったこの女を叔母の友人と思い込むが、すぐに見知らぬ他人であることを知った。何も思い出せないと打ち明けるリタ。手掛かりは大金と謎の青い鍵が入った彼女のバッグ。ベティは同情と好奇心から、リタの記憶を取り戻す手助けを買って出るのだが…。

警官相手に戦い服役中だったランボーは、元上官トラウトマンから特殊任務に就くことを条件に釈放された。特殊任務とは、ベトナム戦争で行方不明になったアメリカ人兵士と捕虜の動向を調査すること。戦闘は一切不要で、情報収集だけの任務だった。ところが捕虜収容所で米兵の拷問を目撃したランボーは、指令に背いて米兵を救出。その後、彼らは国境近くまで逃げ延びるが、米軍のヘリコプターはふたりを見殺しにして去ってしまう。

孤独な女性オオバカナコは、怪しいサイトのアルバイトに手を染めたことでどん底に陥り、とあるダイナーにウエイトレスとして売られてしまう。重い鉄の扉を開けると強烈な色彩が広がるその店の店主は、以前は殺し屋だった天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。そこは、凶悪な殺し屋たちが次から次へと現れる、殺し屋専用のダイナーだった。