時折、短時間の記憶を喪失することがあった少年エヴァンは、医師の勧めで治療の一環として日記を書き始める。大学生になり、記憶喪失の症状が丸7年起こらなかったことに喜び、日記を読み返すと、その日記に書かれている過去の時点に戻れる能力がある事に気づく。自分のせいで幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまった事を知ったエヴァンは、過去に戻り運命を変える事を決意する。
旧約聖書のヤコブの話をヒントに、悪夢と現実の間で翻弄されていくベトナム帰りの男の奇妙な体験を描いたサスペンス・スリラー。ニューヨークの郵便局員であるジェイコブは最近夢と現実の区別がつかなくなるほど奇妙な出来事に遭遇していた。疾走する地下鉄に乗る得体の知れない人々。掛かりつけの医者の死亡。自分を轢き殺そうとした車に乗る異様な人物。そしてベトナムの悪夢や幻覚までもが見え始め……。そんな時、ベトナム時代の戦友から電話がかかってくる……。
大ヒットとなった同名のミステリー小説の映画化。田舎で平凡な暮らしを送るハンクは、雪に覆われた森の中に墜落した自家用飛行機の中から現金440万ドルを発見する。この大金が自分達の未来を変えると信じた彼は、妻のサラ、どん底の暮らしを送る兄のジェイコブらと共に、現金を自分達の物にするための“シンプルな”計画を実行に移すが……。欲望が巻き起こす悲劇のクライマックスには、小説版とは異なるアレンジが加えられている。
鉤爪の殺人鬼フレディの悪夢に悩まされた末に、精神病院へ送られた女子高生クリスティン。彼女以外の少年少女たちもフレディの恐怖にさらされていたが、医者は信じようとはしない。そんななか、かつてフレディと戦った過去を持つ夢心理学者ナンシーが現れる
第二次大戦末期、ドイツから極秘裏に運ばれた一つの秘密兵器があった。それは人造人間“フランケンシュタインの不死の心臓”である。日本軍はこの心臓をもとに、人間兵器を造ろうとしたのだ。だがそれは、広島の原爆によって研究途上で失われてしまう。そして十数年後、その心臓から再生した少年が登場したのだった……。
アメリカ政府の要請で極秘裏に、太平洋の沖合にある海底基地に呼び集められた、心理学者ノーマン、生化学者ベス、数学者ハリーら、一流の学識者たち。彼らは、海底に約300年間沈んだままだという巨大宇宙船の調査を命じられ、その船内に入り込む。そこで彼らは正体不明の球体 "スフィア" を発見する。やがてハリケーンの接近で海上と連絡不通になり、海底基地が孤立する中、次々と奇怪な超常現象が一行を見舞うようになり…。
記憶と感情をなくした状態で、高級ホテルとホームレスがひしめく公園のはざまで車上生活を送る名越進(綾野剛)。そんな彼の前に医学生の伊藤学(成田凌)が現れ、頭蓋骨に穴を開け第六感を芽生えさせるトレパネーション手術を報酬70万円で受けないかと持ち掛ける。手術を受けた名越は、右目だけをつむると人間が異様な形に見えるように。伊藤は異形たちをホムンクルスと名付け、他人の深層心理が視覚化されて見えているのだと説明する。