アメリカで、同性愛者であることをカミングアウトして公職に就いた初めての人物、ハーヴィー・ミルク。波乱万丈の短い人生を送った彼の、最後の8年間に何があったのかを、ガス・ヴァン・サント監督が描き出す。

1966年、ベトナム。アメリカ兵エリクソンの所属する小隊は敵地の偵察任務に就く。そんな中、上官のミザーブ軍曹を筆頭とする4人の兵士が現地の娘を誘拐し、レイプしたあげく射殺するという暴挙に走る。彼女を救うことができなかったエリクソンはその件を軍上層部に報告するが、それが原因でミザーブらから命を狙われることになる。

婚約者を残し、内乱の国コンゴに赴いた女性動物学者。彼女の目的は、絶滅の危機に瀕しているマウンテン・ゴリラを救うこと。シガニー・ウィーヴァーが実在の人物を熱演した、感動のヒューマン・ドラマ。

パリ・オリンピック陸上短距離で祖国イギリスに金メダルをもたらした2人の若者がいた。ユダヤの血をひいている為、言われなき差別と偏見を受けてきたハロルド。彼にとって走ることは偏見に勝利することであった。一方、宣教師の家に生まれたエリックは神のため、信仰のため走った。

第一次世界大戦真っ只中の1916年。中立を守るアメリカでは、テキサスの農場に暮らしていた青年ローリングスが土地を追われ、新天地を求めてフランスへ渡る。そして戦闘機パイロットの活躍を知ると、自分の未来を懸けて“ラファイエット戦闘機隊”に参加するのだった。彼はそこで、同じように事情を抱えてアメリカからやって来た仲間たちと出会う。パイロットとしては全くの素人の彼らを、司令官のセノール大佐は温かく迎え入れる。ある日、ローリングスは訓練中に不時着事故を起こし、若いフランス人女性ルシエンヌに助けられる。彼女に一目惚れしたローリングスだったが、そんな中、ローリングスと仲間たちの初陣の時がいよいよやって来る。

百年戦争下のフランス。人並み外れて信仰心豊かな少女、ジャンヌ・ダルクは、ある日自らの村をイングランド軍に焼き討ちにされ、目の前で姉を虐殺されるという悲劇に見舞われる。心に傷を負い、教会の神父にやり場のない感情をぶつけるジャンヌ。彼女のあまりの悲しみを目の当たりにした神父は彼女に「いつか神が、お前を必要とする日が来る」と言う。そして数年後、フランス王家の元に、ジャンヌからの手紙が届く。

「健さん、私を覚えていますか?」中国人俳優のチュー・リンが日中合作映画「単騎、千里を走る。」で高倉と共演した時の忘れ難い思い出を語り、次いで彼が大阪の映画館を訪れ、高倉主演の任侠映画を目にするところから、本作はスタート。続いて、スコセッシ、ウー、ダグラスら、海外の映画人をはじめ、山田、降旗康男ら、総勢20人を超す多くの関係者たちが登場し、今は亡き偉大な名優の知られざるエピソードを次々と披露する。