住田佑一(染谷将太)、15歳。彼の願いは“普通”の大人になること。大きな夢を持たず、ただ誰にも迷惑をかけずに生きたいと考える住田は、実家の貸ボート屋に集う、震災で家を失くした大人たちと平凡な日常を送っていた。茶沢景子(二階堂ふみ)、15歳。夢は、愛する人と守り守られ生きること。他のクラスメートとは違い、大人びた雰囲気を持つ住田に恋い焦がれる彼女は、彼に猛アタックをかける。疎ましがられながらも住田との距離を縮めていけることに日々喜びを感じる茶沢。しかし、そんな2人の日常は、ある日を境に思いもよらない方向に転がり始めていく。借金を作り、蒸発していた住田の父(光石研)が戻ってきたのだ。金の無心をしながら、住田を激しく殴りつける父親。さらに、母親(渡辺真起子)もほどなく中年男と駆け落ち。住田は中学3年生にして天涯孤独の身となる。そんな住田を必死で励ます茶沢。そして、彼女の気持ちが徐々に住田の心を解きほぐしつつあるとき、“事件”は起こった……。“普通”の人生を全うすることを諦めた住田は、その日からの人生を“オマケ人生”と名付け、その目的を世の中の害悪となる“悪党”を見つけ出し、自らの手で殺すことと定める。夢と希望を諦め、深い暗闇を歩き出した少年と、ただ愛だけを信じ続ける少女。2人は、巨大な絶望を乗り越え、再び希望という名の光を見つけることができるのだろうか……。

海底研究所でエンジニアとして働くノラは、ある日、大地震に遭遇する。その衝撃で壁が崩壊し、水が激しい勢いで吹き出し、研究所は破壊的な損傷を受けてしまう。なんとか生き残ったノラと他のクルーたちは、潜水服を着て近くの中間基地まで避難することを決める。そんな緊迫した状況の中、地震の影響で深海に潜む得体の知れない生物を呼び覚ましてしまう…。

エジプト・カイロ。家族と観光旅行に来ていたアメリカ人ジャックは、思わぬ大地震に遭遇する。市街地は壊滅、米国大使館も機能を失う。だが、それは大災害のプロローグに過ぎなかった。この地殻変動によってマグマ層に流入した海水が水蒸気爆発を起こし、低温ストームが巻き起こったのだ。地表はまるで氷河期のような極寒の地と化し、ピラミッドも雪に埋まる。ジャックたちは、紅海沿岸にあるという避難所を目指す。

2011年3月11日の東日本大震災から10年。 震災と復興を記録し伝承するアニメーション作品。 七ヶ浜町を襲った3.11の大地震と津波被害の資料、 証言をもとにしたシナリオを作成し、宮城県七ヶ浜町が制作。

東日本大震災により、飼い主と生き別れた被災犬ごん太。ボランティアの吉野さんに保護され、悪性腫瘍により余命1カ月と診断される。たくさんの人々の善意により飼い主と再会を果たす。吉野さんの必死の看病により懸命に生きるごん太が多くの人に勇気を与える物語。