東京の中目黒にある川沿いのマンションで暮らす堤小春(三吉彩花)と清川彩乃(阿部純子)。ふたりは27歳で、仕事もプライベートも充実した毎日を送っていた。ある日、彩乃が小春に妊娠したことを告白。彩乃は父親のわからないその子供を生もうと決意する。小春も彩乃に協力すると決めるが、変化していく日常に戸惑いを覚え始める。
1989年、ニューヨーク。小説家のジェイク・デイヴィスは、妻と7歳の一人娘ケイティと幸せな毎日を送っていた。しかしある日、車で交通事故を起こしてしまい、同乗していた妻が命を落としてしまう。自身も後遺症で長期入院を余儀なくされ、妻の姉エリザベスとその夫がケイティを預かることに。7ヵ月後、ようやく退院したジェイクがケイティを引き取りに行くと、エリザベスからケイティを養女にしたいとの申し出が。即座にこれを拒否したジェイクだったが、新作はまるで売れず、ケイティとの生活を守ることは困難を極めていく。25年後、大学院で心理学を学ぶケイティは、あるトラウマを抱え、自暴自棄な日々を送っていた。そんな時、父の小説の大ファンだという青年キャメロンと出会い、恋に落ちるのだったが…。
ニューヨーク・マンハッタンのアパートに、大好きな飼い主ケイティと住むテリア犬のマックス。彼は散歩に行くと見せかけて連れてこられた病院で行動障害の専門医に診てもらうことに。自分に行動障害があると思ってもいなかったマックスは疑問をいだくが、待合室にいた猫が「おかしいのは人間の方」とマックスに話しかけ、飼い主がペットたちの本当の気持ちに気付いていないことを指摘する。