秋の公園で、老人のゲーリーがチェスを指している。 実はゲーリーは1人きりで、チェスボードの両サイドを行き来してチェスを指しているのだ。黒を指すゲーリーと白を指すゲーリーとではペルソナが変わり、まるで別人のよう。 黒のゲーリーは次々に白の駒を取っていき、ついには白はキングを残すのみとなる。窮地に追い込まれた白のゲーリーが心臓を押さえて倒れてしまう。黒が慌てて、気を逸らしたすきに白はボードの向きをくるっと回す。
電線に15羽の小鳥たちが並んで止まっていたが、その真ん中に大きな鳥が1羽、割り込んで止まる。大きな鳥の体重で電線が撓み、小鳥たちは窮屈になってしまう。小鳥たちは大きな鳥を振り落すが、その反動で電線の撓みが無くなったことにより小鳥たちは全員上に飛ばされ、羽が全て抜ける。そんな小鳥たちを見て、大きな鳥は爆笑するのだった。
継母であるトレメイン夫人とその娘たちにいじめられ、メイドとしての日々を過ごす薄幸の少女シンデレラ。継母や義姉たちが舞踏会の仕度をする一方、シンデレラは今日も家事をおしつけられていた。それでもいつか幸せが来ると信じる彼女に、仲良しの優しいネズミがドレスを用意するが、そんな衣装も義姉たちにやぶられてしまう。悲しみにくれるシンデレラの前に、魔法使いのフェアリー・ゴッドマザーがやってくるが……。