ハリウッド黄金期、フランケンシュタイン映画によって頂点を極めながらも謎の引退を遂げた伝説の映画監督ジェームズ・ホエール(イアン・マッケラン)。彼は日に日に悪化する精神錯乱に怯え、正気を失う前に自分を抹殺してくれる人間を探していた。そんな時、元海兵隊の流れ者クレイトン・ブーン(ブレンダン・フレイザー)が、隠遁生活を送るこの老人の庭師として雇われる。彼こそが自分の苦悩に終止符を打つ”怪物”だと直感したホエールは、奇妙な友情と死への期待感をもってブーンを挑発する。やがてフラッシュバックと共に、フランケンシュタインの怪物の誕生の夜のような、雷鳴の轟く夜が更けていく…。

エルパソ出身のゲイのアマチュアレスラー、サウル・アルメンダリスは、「ルチャ・リブレのリベラーチェ」であるカサンドロというキャラクターを生み出した後、国際的なスターダムにのし上がった。その過程で、彼はマッチョなプロレス界だけでなく、自分自身の人生もひっくり返すことになる。

相棒のパドヴァンとともにトラックでゴミの回収・運搬をしながら、各地を渡り歩く青年のクラスキー。あるとき2人は、路傍のさびれたガソリンスタンド兼カフェに立ち寄り、短髪でボーイッシュな雰囲気漂う若い女性のジョニーと巡り合う。ジョニーは、美青年のクラスキーに心惹かれるが、いざベッドで抱き合おうとしたところで彼が同性愛者であることを知り、ショックを受ける。それでも彼への想いを断ち切れない彼女は…。