1814年。港町マルセイユに住む航海士のエドモンは伯爵の子息フェルナンと幼馴染み。貧しいエドモンには裕福なフェルナンも羨む魅力的な婚約者メルセデスがいた。エドモンはやがて船長になり、晴れて結婚式を挙げることになった。しかしその矢先、エドモンは何者かの陰謀で罪人として牢獄に幽閉されてしまうのだった。やがて獄中でファリア司祭と出会い、彼のおかげで脱獄に成功したうえ巨額の財産を手にしたエドモンはモンテ・クリスト伯として社交界に華々しくデビューするのだった。この時、エドモンの真の目的に気づく者は誰一人居なかった。
フランス、ヌーヴェル・ヴァーグの決定打と言わしめたジャン=リュック・ゴダール監督の最高傑作。警官を殺してパリに逃げて来た自転車泥棒のミシェルは、アメリカ人の恋人パトリシアとお互い自由で束縛のない関係を楽しんでいた。そんなある日、彼の元に警察の手が及んでくる。パトリシアはミシェルの愛を確かめる為、彼の居場所を警察に密告、そして彼にも同様に警察が追ってきた事を伝えるが……。
ペネロペ・クルス演じるライムンダの娘パウラが、養父であるライムンダの夫を刺殺してしまう。娘のためと事件の隠蔽を図っていると、最愛の叔母が亡くなったとの知らせが届き……。たくましく生きる女性の姿を描いた、ペドロ・アルモドヴァル監督作品。
ロンドン。英国の新首相デヴィッドは着任早々、秘書のナタリーに一目ぼれ。最愛の妻を亡くしたダニエルは、妻の連れ子から恋に悩んでいると明かされる。作家ジェイミーは、言葉が通じないポルトガル人のメイドに好意を。3人の子どもがいるハリーとカレンの夫妻だが、ハリーは会社の若い部下と浮気をしていた。ハリーの会社に勤めるサラは入社以来ずっとある同僚に片思い中などなど、人々はさまざまな想いを胸に聖夜を迎えていく。
麻薬ルートを追ってフランスへ渡るドイル刑事。だが、組織に捕らえられ、彼は麻薬漬けにされてしまう。必死の努力で麻薬を体内から一掃したドイルは、再び組織へ挑む……。