横須賀、ドブ板通り。水兵相手のキャバレーが立ち並ぶ一角で売春ハウスを営んでいた一家は、取り締まりで商売が立ち行かなくなり、豚の飼育を始める。そんなある日、幹部から死体処理を頼まれた元客引きの男は、世話をしている豚にその死体を食わせてしまう

レンタカー屋で働く悟はある日、ヤクザの乗ったジャガーに車を追突させてしまう。無理矢理ヤクザの事務所に連れて行かれ、法外な金を要求される悟。だがその時、事務所が突然ガス爆発。奇跡的に生き残った悟は、偶然通りかかった看護婦の静子とともに、事務所にあった2億円を持って逃走する。

香港が中国本土に返還されてから数年後の東京を舞台に世紀末の黒社会を暗躍する中国マフィア、そして東京魔悲夜。全アジアの覇権を賭けた、男たちの戦いが始まろうとしていた。

字廻組の組員・南は兄貴分の尾崎に生涯の忠誠を誓っていたが尾崎の言動がおかしくなった。狂いつつある尾崎に恐怖を感じた字廻は、南に尾崎を殺して死体を名古屋にあるヤクザの処理場で始末するよう命令する。悩みながら名古屋へ出発した南は、事故で尾崎を殺してしまう。ところが、途方に暮れて立ち寄った喫茶店でほんの少し目を離した間に、車中の尾崎の死体が消えてしまう。

同じ孤児院で育ち、深い絆で結ばれつつも離ればなれになってしまったシュウとミズキ。そして大人になった2人は、それぞれスナイパーとして裏街道を生き続けていた。 前作同様、哀川翔と竹内力の2大スターを主演に据えた、三池崇史監督のバイオレンスアクションである。しかし本作では、話題騒然となった前作のような、とてつもないラストを期待する観客を、あえて落胆させるかのようなノーマルな展開だ。逆に、三池監督らしいひねくれぶりといえよう。とはいえ、今回もキテレツで猥雑な魅力にあふれたバイオレンスシーンはたっぷりある。天使の羽をつけた主人公2人の勇姿や、謎の殺し屋3人組のキャスティングなど、実は前作以上に遊び心満載の快作である。

父親をマフィアに殺されたエムは、サンフランシスコで殺人現場に居合わせてしまった。仕事を終えると、静かに涙を流す男。彼は“フリーマン”と呼ばれる、日本人の殺し屋だった……。チャイニーズ・マフィアの殺し屋を描いた、小池一夫+池上遼一の人気マンガを日米合作で映画化したアクション作品。

三池崇史監督、哀川翔、竹内力主演で製作された驚愕のバイオレンスアクション映画。歌舞伎町で一般人をも巻き込む中国マフィアとヤクザの抗争が発生。そして現金輸送車が謎の組織に襲撃され、金を強奪されるという事件も発生する。二つの事件に何か共通するものを感じた刑事、城島は徹底的に捜査を始める。やがて捜査線上に一人の男が浮かび上がってきた。中国残留孤児3世の龍である。ある日、城島の部下、井上が龍のグループと銃撃戦の末、龍の弟を射殺して殉職。復讐心に燃える龍は自分らを追う城島の妻と娘を本人の目の前で自動車ごと爆破し、殺してしまう。家族を失った城島もまた、復讐に奔走する。彼は警察を辞め、龍たちの元へ自ら向かってゆくのだった。城島と龍の死闘はありとあらゆる全てを覆して、驚天動地の衝撃の結末を迎えることになる。

日活初出演の西郷輝彦に高橋・和泉の黄金トリオで描く青春アクション巨篇。ことに西郷の歌とカッコいい拳銃さばきが話題。 七年前刑事の父といさかいを起こして家を飛び出した英也が日本に帰って来た。英也はバーで流しの輝夫が沢島組に絡まれているのを助け、輝夫は英也を兄貴と慕うようになる。拳銃の密売ルートを追っていた英也の父が沢島組の時野の銃弾に倒れ、英也は父の仇を取ることを誓う。英也は沢島の用心棒として沢島組に潜入するが、そこに時野に勧誘された輝夫がいるのに驚く。輝夫の姉の恋人・伍郎が沢島組から足を洗おうとするが、時野達に殺されてしまう。醜いやくざ生活に嫌気がさした輝夫は組の金を持ち逃げし、沢島は英也に輝夫の始末を命じる…。

北九州に住む大学生の亮はろくに学校へ行かず、4年生になっても就活をせず無気力な日々を過ごしていた。 ある日、亮はつるんでいた同じ大学の友人の思い付きでクラブから大麻を奪う計画に協力することになってしまう。 杜撰な計画は失敗に終わり、追われて逃げた亮はとあるバーに逃げ込む。