第2次世界大戦中のドイツ。脱走不可能と謳われた捕虜収容所から、連合軍兵士250名が前代未聞の脱出計画を図る……。実際に集団脱走に加わっていたポール・ブリックヒルによる原作をもとにした、不朽の名作映画。

実体験を基に描かれた、O・ストーン監督によるベトナム映画。クリス・テイラーがベトナムにやって来たのは1967年。大学を中退してまでベトナムに志願したのは、次々と徴兵されてゆく彼と同年代の若者たちのほとんどが、少数民族や貧しい者たちだった事に対する義憤からであった。だが、いきなり最前線の戦闘小隊に配属されたテイラーにとって、戦争の現実は彼の想像をはるかに超えた過酷なものだった。

南アフリカ、1893年。ただ白人では無いことを理由に一人の青年紳士が列車の一等車から放り出され、この人種差別に青年は激しい怒りを覚えた。青年の名はモハンダス・K・ガンジー。ロンドンで法律を学んだ彼はインド人商社の顧問弁護士として南アフリカのダーバンへ渡って来たのだ。彼はインド人移民に呼びかけて身分証明カードを焼き拾てることを提唱する。

「セイ・エニシング」「ザ・エージェント」のキャメロン・クロウ監督が自身の体験を基に、ブレイク寸前のロックバンドのツアーの同行取材を任された15歳の少年の姿を描いた青春音楽ムービー。15歳の少年ウィリアムは伝説的なロック・ライターに自分の記事が気に入られ、ローリングストーン誌の仕事をもらう。さっそく取材で楽屋を訪れた彼は、グルーピーの中にいたペニー・レインに一目惚れする。

1957年11月。フランスの港町シェルブールにある傘店のひとり娘、ジュヌビエーブは、近所で働く青年ギーと強く愛し合う仲だ。しかし、非情にも軍からの召集令状がギーに届き、ギーが2年間の兵役に旅立つ前日、2人は初めて関係を結ぶ。やがてジュヌビエーブの母親は店の経営難を乗り切るため、娘を宝石商に紹介。そこで結婚話がまとまってしまうが、実はジュヌビエーブのお腹の中にはギーの子どもがいた。

エルサルバドルで繰り広げられる残虐な行為。それをアメリカ国家が支援していることを知り、政府を告発すべく動き出す2人の男がいた。オリヴァー・ストーン監督による音声解説やドキュメンタリーなどを収録。

人生を謳歌(おうか)していた85歳のアンドレ(アンドレ・デュソリエ)は脳卒中で倒れて体が不自由になり、娘のエマニュエル(ソフィー・マルソー)に人生を終わらせる手助けをしてほしいと頼む。戸惑う彼女は父の考えが変わることを期待しつつも、合法的な安楽死を支援するスイスの協会と連絡を取り合う。一方、リハビリによって順調に回復するアンドレは積極的に日々を楽しみ、生きる希望を取り戻したかのようだった。しかし、彼は自ら定めた最期の日を娘たちに告げ、娘たちは葛藤しながらも父の決断を尊重しようとする。

警官相手に戦い服役中だったランボーは、元上官トラウトマンから特殊任務に就くことを条件に釈放された。特殊任務とは、ベトナム戦争で行方不明になったアメリカ人兵士と捕虜の動向を調査すること。戦闘は一切不要で、情報収集だけの任務だった。ところが捕虜収容所で米兵の拷問を目撃したランボーは、指令に背いて米兵を救出。その後、彼らは国境近くまで逃げ延びるが、米軍のヘリコプターはふたりを見殺しにして去ってしまう。

1944年、連合軍が攻勢、自信をなくし鬱状態のヒトラー。かつてのカリスマ性を取り戻すべく、かつての名優、今は収容所にいるユダヤ人が演説指導を命じられる。