ニューヨークのデパートで、サンタクロースとして雇われた白ヒゲの老人クリス・クリングル。クリングルのサンタは評判を呼ぶが、彼は「自分は本物のサンタだ」と主張し、ついには裁判が開かれる――

慎ましく暮らしている二人の老婆のもとにやって来たバベットという女性。二人の身の回りの世話をすることになるが、彼女は腕のいい料理家だった。静かな中に深い感動を与える87年の傑作。

療養のためにオーベルの村を訪れたゴッホは、医師ガシェの娘マルグリットと出会う。ゴッホはマルグリッドをモデルに絵を描き始め、やがて2人は親密さを増していくが……。

63歳で独身の富豪ハリー。彼は決まって30歳以下の美女とばかりと付き合っていた。ある日、ガールフレンドの別荘で彼女の母親エリカと遭遇。その夜心臓発作で倒れたハリーは、エリカの別荘で静養することになるのだが……。

『赤ちゃんに乾杯』『女はみんな生きている』の女性監督コリーヌ・セローによるヒューマン・ドラマ。遺産相続の条件としてカトリックの聖地へ嫌々巡礼にいくことになった3姉弟を含む、9人のツアー客が、さまざまな感情・背景を抱えながら800キロにも及ぶ旅を続ける姿を描く。歩き続けることで見えてくるシンプルな答えに心温まる作品。 母の遺産を相続することになった姉クララと弟のピエール&クロード。彼らは相続条件として嫌々ながら聖地巡礼の旅に出る。だが、6人のさまざまな事情を抱えた人々との旅を通じて、彼らの心は次第に変化していく。