都市伝説について研究している大学院生のヘレンは、黒人居住区に伝わる「キャンディマン」の伝説を調査していた。「キャンディマン」とは、鏡の前でその名前を5回唱えると現れ、名前を呼んだ者を右腕に取り付けた鉤爪で殺害するという、伝説の殺人鬼であった。 その伝説に懐疑的だったヘレンは、面白半分に鏡の前で「キャンディマン」の名前を5回唱えてしまう。それを境に、彼女の周囲で奇怪な殺人事件が次々と起きるようになる。

何一つ不自由のない暮らしで、奨学金も給付され大学に進学。その後も安定した生活を送っていた19歳のエミリー・ローズはある日の晩、大学寮で眠っていたところ奇妙な現象に襲われる。真夜中の午前3時、焦げ臭い匂いで目を覚ました彼女は突如として何かに押さえつけられるようにしてもがき苦しみだしたのだ。 その後、彼女には幻覚、幻聴が起こるようになる。そして遂には発狂してしまう。医学的治療を行なっても治る兆しを一向に見せない彼女は、それらを悪魔の仕業だと確信。地元の地区神父であるムーア神父に助けを求める。神父も事態を重く見て彼女を救うべく、祈りによって悪魔との対決を試みた。しかし結果は失敗。エミリーは死亡してしまう。 悪魔の存在は信じられることなく、エミリーの死亡はムーア神父によるものと疑いをかけられてしまい、神父は裁判で裁かれることになる。弁護士のエリンはそんなムーア神父を救うべく奔走する。

1974年11月、ニューヨーク郊外、ロングアイランドのアミティビル。雨の夜、一家の長男が両親と弟妹4人を惨殺する事件が起こった。1年後、格安でその家を購入した夫ジョージ、妻キャシー、そして子供3人の幸せな家族だったが、引越した当日から不思議な出来事が続き、ジョージは精神的におかしくなっていく。長女のエミーは”見えない少女”ジョディと遊ぶようになり、一家を救おうとする神父も、何者かに邪魔され失明してしまう。ついに地下室に秘密の赤い部屋を発見したジョージだが、すでに時は遅すぎた……。

小学校教師の結衣は、年度途中で突然3年生の学級担任を任されることになった。前任者がどうしたのか口を濁す学校側の態度に疑問を抱きながらも、結衣は初の担任に意欲を燃やす。そんな矢先、彼女はクラスに佐伯俊雄という不登校児童がいることを知り、あるとき彼の自宅を訪問する。だがその日以来、なぜか彼女の身に不可解な現象が起こり始める。その家は、足を踏み入れた者すべてが奇怪な死を遂げるという呪われた家だったのだ。

美容師を目指す優子(栗山千明)は、ダンサー志望の友達(佐藤めぐみ)と同居していた。ある日、港のコンテナから大量の髪の毛と少女の死体が発見されるが、死体は何者かに盗まれてしまう。その後、エクステをつけた客が怪死する事件が起こり始め、優子が働く美容室にも山崎(大杉漣)という謎の男がエクステを売りに現れる。