19世紀末の北イタリアの農村を舞台に描く感動作。弟のためにポプラの木で靴を作ったミネスクだったが、その木は地主の所有物だったため一家は農場を追い出されてしまい……。78年公開作品。

賞金稼ぎを生業とする残虐な無法者集団。彼らは無垢の人々をも手にかけ、一顧だにしない冷酷さを持っていた。彼らに夫を殺された未亡人は、ひとりの男に復讐を依頼する。サイレンスと呼ばれるその男は、幼いときに両親を殺され、自分も声帯を切り裂かれて声を失っていた...。『続・荒野の用心棒』と並ぶセルジオ・コルブッチ監督の代表作にして、マカロニ史上に残る異色カルト・ウエスタン。モリコーネの悲哀に満ちた音楽も印象的。

牧場主のウィルはあまりの人手不足にやむを得ず11人の幼い少年たちを雇って、牛追いの旅に出る。だが途中で牛泥棒の手が忍び寄り……。西部劇としては異色の展開を見せる、ジョン・ウェイン主演作。

西部史に残る伝説を斬新に描いた青春ウエスタンの続編。西部開拓期の無法者ビリー・ザ・キッドの誕生秘話を描いた前作に続き、本作でも英雄物語の後日譚が想像力豊かに綴られていく。主題歌はボン・ジョヴィ「ブレイズ・オブ・グローリー」。

川下りを楽しんでいた家族が、ガイドを失った見知らぬ逃走中の強盗犯と合流する。彼らは激流の難所を越えるよう妻のゲイルに命じるが……。メリル・ストリープが荒れ狂う急流に挑むサスペンス。

ラッセル・バンクスの『狩猟期』の原作をポール・シュレイダーが映像化した。不幸な生活から抜け出せない警察官ウェイド、彼はある死亡事故の背景に大きな陰謀が隠されていることを知る……。