1938年のオーストリア、院長の命により厳格なトラップ家へ家庭教師としてやって来た修道女マリア。彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法で、七人の子供たちはマリアの事が好きになるが、父親であるトラップ大佐とマリアの衝突は絶え間なかった。だが、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。やがて大佐の再婚話が持ち上がり彼女は傷心のまま修道院に戻る。

世話好きの未亡人ドーリーは金持ちだが口やかましい男やもめホレスと帽子屋アイリーンの仲を取り持とうと奔走するが、そのうちドーリー自身も彼を好きになってしまい、ついには自分を売り込んでしまう。