時は 1840 年代、舞台はイギリス南西部の海沿いの町ライム・レジス。主人公は、人間嫌いで、世間とのつながりを絶ち暮らす古生物学者メアリー・アニング(ケイト・ウィンスレット)。かつて彼女の発掘した化石は大発見として一世を風靡し、大英博物館に展示されるに至ったが、女性であるメアリーの名はすぐに世の中から忘れ去られ、今は土産物用のアンモナイトを発掘しては細々と生計をたてている。そんな彼女は、ひょんなことから裕福な化石収集家の妻シャーロット(シアーシャ・ローナン)を数週間預かることとなる。美しく可憐、何もかもが正反対のシャーロットに苛立ち、冷たく突き放すメアリー。だが、次第にメアリーは自分とはあまりにかけ離れたシャーロットに惹かれていき――。

少女の頃に海岸で出会って以来友情を温めて来た、歌手に憧れる奔放な少女と、弁護士志望の箱入り娘。性格も生き方もまったく異なる2人の、30年以上にも及ぶ女の友情を描いた人間ドラマ。

腕利きの離婚訴訟専門弁護士、マイルズ(ジョージ・クルーニー)は離婚して財産と自由を手にしようとするマリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に勝訴する。彼女がそのまま引き下がるはずはなく……。