火星の有人探査計画「アレス3」は、猛烈な砂嵐のせいでやむなく中止を余儀なくされるが、撤収作業中、クルーの一員である植物学者のワトニーが、不慮の事故で吹き飛ばされ、行方不明に。状況から彼の生存の可能性は絶望視される中、残りのメンバーたちはワトニーの捜索を断念して、火星を後にする。ところがなんと、ワトニーは奇跡的に生き延びていた。しかし、次の火星探査まではあと4年。果たして気になる彼の運命や、いかに?

時は戦国の世、浅野忠興の家臣がある日、野伏りからどんな岩をも一刀両断するだけでなく、刃こぼれした刃も再生できる刀を奪ってきた。合戦を控えていた忠興はこの鉄を手中に収めたいと考え、剣の出所をかつての部下で様々な術を身に着けた修験者・酔狂と剣の達人である疾風の2人を調査に向かわせた。出所である宝剣山に向かった酔狂と疾風は道中でれんげという少女に出会う。彼女は宝剣山の近くで一人で住み、蜂蜜とりを生業にしていたが、ある日の夜、考えの相違から仲たがいしたアビラ、マリエン、クズトら3人の異星人が闘うのを森の奥で目撃し、傷ついたクズトからタオと呼ばれる鈴を預かる。れんげの案内により野伏りの里に潜入した酔狂と疾風はそこの支配者である角行に会う。角行は呪術により不思議な鉄を野伏りたちに採掘させては武器を作って革命を起こそうとしていた。角行の悪行を知っていた酔狂は角行を倒そうと立ち向かうが、人々の生き血を吸ってよみがえったマカラガが襲いかかってきた。マカラガとはアビラたちの祖先が作り出した全ての生物を破滅に導く怪物で、角行のエネルギーを吸って巨大化したマカラガを酔狂と疾風はアビラと協力し倒そうとする。

軍の退役後、生物学教授として大学にて教鞭をとるレナのもとに1年前の極秘任務に赴いたまま行方不明だった夫ケインが突然現れる。しかし、ケインは記憶が曖昧で、どうやって家に戻ったのかすら理解できていない。ケインはその後、容態を崩し、病院への搬送中、軍によってレナとともに拘束され研究施設に連れていかれる。施設でレナは心理学者のヴェントレスによってケインが危篤状態であると告げられ、ケインはこの施設の外に広がるシマーと呼ばれるエリアからの唯一の生存者であると説明される。レナはベントレスがシマーを物理学者のジョージー・ラデク、人類学者のキャス・シェパード救急医療隊員のアーニャ・ソレンセンを率いて調査することを知り、この探検隊への参加を自ら志願する。

災厄によって人類が逃げ出し、滅亡に向かいつつある地球。ある理由で北極に残った老科学者オーガスティンは、取り残された少女と出会い、共に生活を始める。そんな中、長い探査任務を終えた宇宙船が地球に帰還しようとしていることが判明する。宇宙船の乗組員サリーは、地球との交信が途絶えたことに不安を抱きながらも、仲間たちと航行を続けていた。そこでオーガスティンは、地球がすでに帰還できる状態ではなくなっている現状を宇宙船に伝えようと奮闘する。

アポロ計画にまつわる陰謀説を背景に、公式には存在していない「アポロ18号」の乗組員が月面で遭遇した事件を描くSFサスペンス。1961年から72年にかけて計6回の有人月面着陸を成功させたアポロ計画は、アポロ17号を最後に突然打ち切られる。しかし、極秘に記録された映像フィルムの中には、存在しないはずのアポロ18号が月面に着陸し、乗組員が恐るべき事件に直面する様子が映し出されていた……。「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフが製作を担当。

木星の衛星エウロパへの有人探査へ向けて、4人の宇宙飛行士が1000日を宇宙ステーションで過ごす検証実験が開始された。任務は順調に進み、滞在900日も過ぎて帰還の日も近づいてきた。だがその矢先、彼らは信じられない光景を見る。眼前の地球であちこちからキノコ雲が立ち上り、地上との交信が不能に陥ったのだ。さらにひとりで脱出しようとしたリーダーのヴァンサンが唯一の帰還手段である連絡船を失わせてしまう。

巨大隕石が地球に接近、シェルターへの避難を指揮していたマーカスは、娘のメリッサたちを避難させるため最後まで地上に残り、逃げ遅れてしまう。それから10年。人々はシェルターで細々と生き延びていたが、太陽電池の故障でこのままでは生命維持が困難な状況に陥る。父譲りのリーダーシップを持った女性に成長したメリッサは調査隊を編成、燃料や物資を求めて地上へと出るが、そこは凶暴なミュータントの支配する世界だった。