“魔王”と呼ばれたイタリア首相、アンドレオッティをモデルにした政治バイオレンス・ドラマ。犯罪や汚職に手を染めながらも権力に君臨するアンドレオッティ。しかし、マフィアとの対立を深めていき……。主演はトニ・セルヴィッロ。

1985年、英国の登山家2人、ジョーとサイモンは、標高が6600mもあり、前人未到の難所だったシウラ・グランデ峰の登頂に成功。だが下山途中にジョーが足を骨折してしまう。サイモンは、彼と自分の体をザイルでつないで下山を試みるが、再び予期せぬアクシデントが発生し、ジョーは氷の絶壁に宙吊りになってしまう。生と死の瀬戸際に立つサイモンは、覚悟を決め、2人をつなぐザイルをナイフで切断する決意をする。

マサチューセッツ州の漁港を出たアンドレア・ゲイル号は、今日も漁に恵まれない。魚が豊富な北大西洋まで船を回すことにしたが、そこには100年に1度の史上最大の嵐が渦巻いていた! 実話をもとにしたジョージ・クルーニー主演のパニック・アクション。

ソウルでアメリカ対韓国の空手の試合が行われることになる。その選考会を勝ち抜いた5人の選手は、コーチのクゾーのもとで3ヵ月の合宿生活を送ることになる。5歳の息子を持つアレックス、15年前に空手の大会で兄を失ったトミーをはじめ、個性的な5人の選手はクゾーの厳しい訓練に耐えながら、チームワークを築き上げていく。大会当日。韓国選手の中にはトミーの兄を強烈な打撃で死に追いやったダエ・ハンの名もあった。果たしてトミーは宿敵を倒せるのか、そしてアメリカ・チームは勝利できるのか……。

ストック・カー・レースの最高峰、デイトナ500を目指す若きレーサーたちの栄光と挫折を描くサーキット・アクション。トム・クルーズ自らハンドルを握ったレース・シーンは臨場感満点。トニー・スコット監督作。

ダニエル少年とミヤギ老人が空手を通して友情を育む姿を描く「ベスト・キッド」シリーズの第2弾。今回は舞台をミヤギの故郷、沖縄に移してミヤギに復讐を目論むグループとの対立を描く。ミヤギのもとに父親の危篤を知らせる手紙が届いた。彼は弟子のダニエル(マッチオ)を連れて、故郷の沖縄に戻る。だがそこには、かつて同じ女性を愛したがために宿敵となった男が、復讐のために待ちかまえていた……。

ダックスを逆転優勝に招き、自らも復権を果たした元コーチのゴードン・ボンベイ(エミリオ・エステヴェス)は、かねてから夢だったメジャーリーグでのプレイを目指してリンクに戻ったものの、栄光を目前にして無念の負傷を負う。失意の内に帰郷した彼を、スポーツ店を営むヤン老人(ヤン・ロービッシュ)とダックスのキャプテンだったチャーリー(ジョシュア・ジャクソン)が暖かく迎える。ヤンは落ち込むゴードンに、近くロスで開かれる世界大会の“チームUSA”のコーチを勧める。チームのスポンサーであるヘンドリックス社のティブルス(マイケル・タッカー)も、奇跡を呼ぶ男ゴードンの復活を強く促した。ゴードンは引き受け、メンバー集めを開始。ダックスの面々に加え、全米各地から新メンバーが集められた。しかし、優勝時とは似ても似つかないチーム状態に、ゴードンの檄が飛ぶ。しごかれた後の子供たちを、勉強と監視に当たる専任教師ミシェル(キャスリン・アープ)が優しく包む。いよいよロスに乗り込んだチームは第1、2戦を勝ち抜き、幸先のよいスタートを切る。ゴードンはヘンドリックス社の顔として、すっかり浮かれてしまう。ところが、鬼コーチのスタンソン(カーステン・ノーガード)率いるアイスランド・チームに大敗を喫し、焦るゴードンは子供たちに猛練習を命じた。ミシェルは彼に抗議し、子供たちとゴードンの間に亀裂が生じる。だが、ヤンのいさめの言葉にゴードンも深く反省し、彼とチームに一体感が芽生えた。特訓の末にチームUSAはカナダを破り、アイスランドも一敗して星が並ぶ。ダックスのチーム名を復活させた子供たちは、不屈の闘志を漲らせて試合に臨み、再び奇跡の逆転優勝を遂げた。

空手の達人ミヤギは、戦友の孫娘のジュリーに出会う。両親を亡くし心を閉ざす彼女は、高校でも嫌がらせを受けていた。そんな彼女にミヤギは空手を教えることに。