パリ郊外に位置するモンフェルメイユ。ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台でもあるこの街は、いまや移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域と化していた。犯罪防止班に新しく加わることになった警官のステファンは、仲間と共にパトロールをするうちに、複数のグループ同士が緊張関係にあることを察知する。そんなある日、イッサという名の少年が引き起こした些細な出来事が大きな騒動へと発展。事件解決へと奮闘するステファンたちだが、事態は取り返しのつかない方向へと進み始めることに……。

コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。だが上司が何者かに殺される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。アリバイが無いどころか、犯行時間の記憶自体失っているホールは、突然の事態にパニックとなる。やがて彼は、研究の過程で1937年の仮想世界と現実世界を行き来していたことを知る。その鍵を握るのは“13階”……。制作は「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ。

シカゴ郊外にあるキャンベル研究所。若き心理学者キャサリンは人間の潜在意識や夢の中に入り込む技術を研究していた。そんな彼女のもとに、ガラス張りのセル(独房)に女性を閉じ込め溺死する姿を見て性的快楽を得る殺人鬼の心の中を覗いて欲しいという依頼が舞い込む。

建築士のマイケルは、大切な家族を幸せにしたいと思うあまり、仕事に追われ家族との時間さえも持てない忙しない日々を送っていた。そんなある日、彼は人生さえも早送りや巻き戻しできる不思議なリモコンを手に入れるのだった。

ハイスクールの卒業イベントで仲間たちと一緒にジェットコースターに乗り込んだウェンディは、その瞬間、壮絶な事故の予知夢を見てパニックに陥る。結局ウェンディと仲間たちは係員によって降ろされてしまうが、その直後、事故は現実のものとなり、彼等は九死に一生を得る。だが、死の運命を逃れたかに見えた彼等は、次々と奇妙な事故で命を落としていく…。

完全無欠の美貌と圧倒的な演技力で世界を魅了する女優、シモーヌ。が、彼女は現実には存在しないCG女優だった……。華やかさと虚飾に満ちたハリウッドを舞台に描かれたファンタスティック・コメディ。

移動サーカスのオートバイスタント芸人だった17歳のジョニー・ブレイズは、肺癌が全身に転移して死に瀕した父親を治すことを条件に、悪魔:メフィストと契約を結んだ。しかし父親は健康な体になった直後に事故死。悲嘆にくれるジョニーは、サーカスも恋人のロクサーヌも捨てて旅に出る。それから13年が過ぎ、不死身のバイクスタントとして名声を得ていたジョニーは、ケーブルテレビのレポーターとなったロクサーヌと再会する。

政治的陰謀を暴こうとする者がコンコルドに乗り合わせたことから機体ごと暗殺の標的となってしまう搭乗者たちの危機を描いたシリーズ4作目となるパニック・サスペンス。

現実と区別できないVR空間が実現した近未来。過激化するVRゲームが問題視され、政府はVR世界に潜入して行きすぎたセックスや暴力を取り締まる検閲局Ц(ツェー)課を創設する。同課の検閲官スタスとアレックスは優秀なコンビとして任務をこなしていたが、あるとき重大なミスを犯してしまい、どちらかが辞職せざるを得なくなってしまう。上司はより優れたほうを課に残すとして、2人にVRゲームでの対決を命じる。