都会のシドニーから何もない田舎町へ単身赴任でやってきた小学校教師のジョン・グラントは、クリスマス休暇で恋人に会うためシドニーに帰る途中、とある町に一泊することになる。町の住民たちのもてなしでビールを浴びるように飲んだジョンは、狂乱のギャンブルやカンガルー狩りの興奮にも魅了され、そのまま町に1週間滞在することになるが……。
公衆衛生調査官マシューはある日、同僚のエリザベスから奇妙な相談を受ける。彼女の恋人ジェフリーが以前の彼とは別人のようになったという。その翌日、エリザベスがマシューの家に駆け込んで来て、ジェフリーは見知らぬ人たちと密会しており、彼らは人間らしい感情が無いように思われたという。マシューはエリザベスを知り合いの精神科医のキブナー博士のところへ連れて行くがそれは単なる幻覚にすぎないと断定される。数日後、マシューの親友ジャックの家で不思議な物体が発見される。
1987年7月――サン・セバスチャン修道院。 アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》エクソシズムに向かう――。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂――。全てが一つに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る、凄惨なエクソシズムが始まる――
スイス郊外にある不気味な雰囲気を漂わす寄宿舎を舞台に虫と交信する事のできる少女をめぐって起きる殺人事件を描いた、奇才アルジェントによるホラー・ムービー。
舞台はイギリスの田舎町。害虫駆除のために設置された超音波発生機が、あろうことか死者を蘇らせてしまう! ゾンビの仕業なのに殺人犯だと疑われた男女はゾンビの存在を証明することができるのか?
「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」の相次ぐ登場で、当時日本でもSF映画ブームが起きる中で生み出された、特撮抜きによる異色のSFサスペンス大作。「前略おふくろ様」「北の国から」などのヒットTVドラマで知られる人気脚本家・倉本のオリジナル脚本を、勝野洋、竹下景子、仲代達矢ら、豪華多彩なキャストの競演と、海外ロケも敢行しながら、岡本監督が壮大なスケールで映画化。UFOを目撃し、宇宙光線の影響で血が青色に変色した人々が、世界各地に出現する中、ひそかに進行する国家的謀略を痛切に描く。 国営放送の報道部員・南は、京都で開催された国際科学者会議でUFOの実在を訴えた直後に失踪した兵藤博士の行方を追ううちに、世界各地にUFOが頻繁に現われ、それと遭遇した人間の血が青く変質する事実を知る。南はその事実を報道しようとするが、放送局に政府の圧力がかかって頓挫せざるを得なった上に左遷させられる。青い血の人間が世界中で急激に増加する事実を各国の政府が隠匿する裏には、異星人への疑いに不安を膨れ上がらせた主要国指導部による陰惨極まりない謀略が隠されていた。世界規模で人権の一切を否定された青い血の人々に降りかかる惨劇の数々。そしてそれは悲劇への道でもあった。
スティーヴン・スピルバーグ製作の大ヒット・ホラー大作『ポルターガイスト』の第2弾。前作で悪霊を払ったフリーリング一家は祖母の家に引っ越したが、末娘のキャロル・アンの身辺で再び怪奇現象が起こる……。