1969年、ニューヨーク上空に珍しいオーロラが出現した日、消防士フランクは救助を終え、妻ジュリアと6歳の息子ジョンの待つ家へと戻ってきた。親子3人の生活は幸福な輝きで満たされていた。ちょうどその日のオーロラのように。だが、その2日後、フランクは殉職する。息子ジョンは深い哀しみに暮れる。それから30年。再びニューヨークにオーロラが出現した日、ジョンはふと父が愛用していた無線機を見つける。そしてそこから男の声が聞こえてくる……。まるでそれは父と話しているようだった。

ロンドンのとある刑務所を出所したチャーリーは、ボスであるブリッジャーの指示により、トリノで400万ドルの金塊を手に入れる計画を立てる。 手練の泥棒仲間たちに加え、コンピュータの第一人者であるピーチ教授を仲間にしたチャーリーたちは、一路イタリアへ向かった。そして、当時のイギリスの象徴とも言うべき、赤、白、青のユニオンジャックカラーの小型車、ミニMK-Iが3台、作戦のためにトリノに送り込まれた。トリノの街は、イタリア警察のアルファロメオと、ミニのカーチェイスが展開されることになる――。

1933年、大恐慌がピークに達した米国各地で、仲間たちと銀行強盗などの事件を次々と起こし続けるデリンジャー。銀行嫌いの国民から応援されつつも、FBIのフーバー長官は彼を“社会の敵(パブリック・エネミー)No.1”とし、敏腕捜査官パーヴィスをFBIシカゴ支局長に就任させ、デリンジャー逮捕をめざす。一方、デリンジャーは町で出会った女性ビリーに魅了され、彼の強引なまでの口説きっぷりに彼女もまた彼に惹かれていく。

西暦2257年、〈ニュー・ワールド〉。そこは、汚染した地球を旅立った人類がたどり着いた〈新天地〉のはずだった。だが、男たちは頭の中の考えや心の中の想いが、〈ノイズ〉としてさらけ出されるようになり、女は死に絶えてしまう。この星で生まれ、最も若い青年であるトッドは、一度も女性を見たことがない。 ある時、地球からやって来た宇宙船が墜落し、トッドはたった一人の生存者となったヴァイオラと出会い、ひと目で恋におちる。ヴァイオラを捕えて利用しようとする首長のプレンティスから、彼女を守ると決意するトッド。 二人の逃避行の先々で、この星の驚愕の秘密が明らかになっていく──。

パーティ・クラッシャーと呼ばれる連続殺人犯を追うNY市警の刑事モスの下に、演技派転向を狙うアイドル・スター、ラングが刑事の役づくりを目的にやって来た。案の定、ラングは連続殺人鬼を追うモスの邪魔ばかりして……。マイケル・J・フォックス、ジェームズ・ウッズ主演によるアクション・コメディ

宇宙観測所に務める科学者ゼインは、ある夜、正体不明の電波をキャッチする。地球外生命の証拠に間違いないとデータをNASAに提出するが、ボスであるゴーディはそれを黙殺し、ゼインも突然解雇されてしまう。納得のいかないゼインは自宅に観測所を作り、隣に住む黒人の少年キキと共に観測を続け、その電波がメキシコから発している事を突き止めた。到着した現地で謎の男に命を狙われながらも、ゼインは山奥に存在するオムニテック社の巨大プラントに行き当たる。

1930年代の中国。日本軍が中国を精神的に支配下に置くべく力を借りた邪教ハーデス教団によって誘拐され、幼いころから人間兵器として育てられたK−29。天才的な戦闘能力が開花した彼だったが、実の兄との闘いを強いられ、あやめてしまったことから脱走、教団に復讐を誓う。やがてその強さから“金剛王”と呼ばれるようになった彼は、教団から殺し合いを強要される捕虜たちを救うため自ら敵地に乗り込み、孤独な闘いを挑む。