7つの海を支配し、イギリスを「太陽の沈まない帝国」と呼ばれるまでに押し上げたヴィクトリア女王。黄金期を夫婦で支えた女王とアルバート王子だったが、真のきずなを結ぶまで数々の波乱と困難を乗り越えなければならなかった。王室の権力争いや、マスコミが書きたてるスキャンダルなど幾多の荒波にもまれながら、ピュアな愛が育っていく。

母はベテラン詐欺師、息子はおとなしそうだが実はケチ臭い詐欺師、そしてその息子の恋人はといえば、色仕掛けが得意なこれまた詐欺師。そんな3人の愛憎と運命とを描いたラヴ・サスペンス。

世界中からロサンゼルスにやってくる移民たちは、より良い生活を手に入れるという希望に満ちたビジョンを持っていますが、そのために何が必要なのかはほとんどわかっていません。彼らの絶望的な状況は、移民局の職員の人間性を試すことになる。監督のウェイン・クレイマーは、21世紀のロサンゼルスを舞台に、アメリカン・ドリームの魅力と、移民たちが見出した、そして生み出した現実を描いた作品『クロッシング・オーバー』を制作した。

1958年のニューヨーク。ファッション・フォトグラファーである夫アランの助手を務めるダイアンは、平穏な生活に違和感を覚えていた。そんなある日、夏でもマスクとコートで全身を覆う男性ライオネルが隣に引っ越してくる。この謎めいた男性に興味を抱いたダイアンは自宅を訪ね、全身に毛が密生する多毛症だと本人から聞かされる。その姿にいつしか魅了されたダイアンは、ライオネルを写真に撮りたいという衝動に駆られていく。