人間の子どもたちを怖がらせ、その悲鳴をエネルギー源として用いるモンスターの世界。そこに暮らすモンスター青年マイクは、明朗活発でポジティブな思考の持ち主だったが、仲間よりも体が小さくてルックスもかわいいことに劣等感を抱いていた。これでは子どもたちを絶叫させる“恐がらせ屋”にはなれないと、世界中のモンスターが憧れを抱く名門大学「モンスターズ・ユニバーシティ」に入学。期待に胸を膨らませる彼だが、そこにはサリーを筆頭に大きくて姿が恐ろしい“恐がらせ屋”のエリート候補生があふれていた。
マイの通う学校の個別懇談の日、担任の先生がお母さんに伝えた言葉。 『どうやら娘さんは受け継いだ魔法を使っていろいろなことを解決しているようですよ』 マイの魔法とは何なのか?お母さんにも分からないまま、立海家の日常は過ぎていきます。 そんなある日、三人目の出産を控えたお母さんが入院することに。 いつも一緒に寝ているお母さんがいなくなり、ついついワガママを言ってしまうマイ。 中学生という思春期の中で揺れ動く感情と独り格闘するお兄ちゃんの光(ひかる)。 そんな、お兄ちゃんの一番の理解者であり、家族の人気者、お婆ちゃんのホタル。 仕事に忙しい日々を送りながらも、思春期の息子、甘えん坊さんの娘との家族の時間を模索するお父さんの守(まもる)。 それぞれが事情を抱える中で、家族とは何かを、マイが魔法を使って知っていくことになります…