中世イタリアの修道院に、イギリスの修道士がやってきた。彼は、おりしも発生した連続殺人事件を調査することになるが……。ウンベルト・エーコの暗喩と象徴に満ちた同名小説の映画化作品。
1931年、大恐慌のさなかのシカゴ。アイルランド系マフィアのボス、ジョンから厚い信頼を得る腹心の幹部マイケル。ところが、それを妬ましく思うジョンの不肖の息子コナーは、マイケルの妻と次男を殺害する。長男にも危害が及ぶのを恐れるマイケルは、彼を連れて逃避行を続けながら復讐の機会をうかがう。一方、ジョンは思わぬ事態に驚くが、我が子かわいさのあまり、やむなくマイケル父子に殺し屋のマグワイアを差し向ける。
ミステリーの女王・アガサ・クリスティーの名作をオールスターキャストで映画化。 1930年代、アジアとヨーロッパを結ぶ国際列車オリエント急行で起きた殺人事件をめぐり、名探偵エルキュール・ポワロが、真犯人と事件の真相を追う。
地中海の小島にある閑静なリゾート・ホテルで、アリーナという女性が殺された。そこには偶然アリーナに関係した人間ばかりが、様々な思惑を抱いて集まっていたのだ。別件の調査でたまたまこのホテルに来ていたポアロがこの事件を担当する事になったが、滞在客にはすべてアリバイがあった……。
1932年イギリス。ゴスフォード・パークと呼ばれるカントリー・ハウスでパーティが催され続々と貴族が集まって来た。傲慢なかれらのお楽しみはキジ撃ちと豪華な食事と他人のゴシップ。中には破産の崖っぷちにたつ人間もいて、裏では欲望がどろどろと絡み合う。一方屋敷の「階下」では数え切れないほどの使用人が「階上」の貴族たちの様子を伺っている。そんな中で、突然起きた密室殺人。容疑者は屋敷にいる全員。果たして犯人は?その目的は?
19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア“紺青の拳”。現地の富豪が回収を目論み、表舞台にその姿を現した時、マリーナベイ・サンズにて殺人事件が発生。現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた──。一方、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦する為、蘭と園子は現地を訪れていた。パスポートを持っていないので海外渡航できないコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法により、強制的にシンガポールへ連れてこられてしまう。
ロンドン郊外の小さな町で撮影されていた映画『スコットランドの女王メアリー』の歓迎パーティ会場で殺人事件が発生した。推理好きで有名な老婦人ミス・マープルはさっそく独自に調査を開始するのだが……。
米国の大富豪エルマー・ボイントンが死亡。遺書には後妻エミリーと先妻の子供3人に財産を均等分与すると記されていたが、顧問弁護士コープの弱みを握るエミリーの企みで全財産が彼女に渡った。彼女は継子3人や実子ジネヴラを連れて世界旅行に出発する。彼らがパレスチナに向かう豪華客船には、名探偵ポアロも乗り合わせていた。しかし寄港先のエルサレムでエミリーが何者かに毒殺され、ポアロは数々の容疑者の中から犯人を捜す。