12年間続いた文化大革命が終わった1977年、自由奔放な性格のウェイホン(チャン・チンチュー)は、落下傘部隊の将校に恋心を抱く。自分も彼と同じ部隊に入ろうとしたが入隊できず落ちこむ彼女は、手製の落下傘を自転車につけて町中を乗り回した。両親は知的障害のある兄ばかり気遣い、そのことに嫌気のさしたウェイホンと弟のウェイチャン(ルゥ・ユウライ)はある行動に出る。

裕福な両親に愛され、何不自由ない生活を送っていた、ヴァイオレット、クラウス、サニーというボードレール家の3きょうだい。ところが自宅が火事で全焼して両親は命を落としてしまう。両親からの巨額な遺産は、ヴァイオレットが成長するまで使えず、3人は遠縁にあたるオラフ伯爵のもとに引き取られることとなる。3人が、伯爵が彼らが受け取れるはずの遺産を付け狙っていると気付く一方、伯爵は3人を亡き者にしようとたくらむ。

友だちとの遊びから帰ってきた女子高校生ルビー・ベイカーを待ち受けていたのは両親の交通事故死という突然の訃報。ルビーと弟のレットは二人きりで取り残されてしまう。しかし、二人には400万ドルの遺産が残されていた。そして、二人が成人するまでは両親の遺言に従って、昔の隣人で心優しいグラス夫妻が面倒を見ることになる。