貧しい家庭に育ったアメリカ人青年トム(アラン・ドロン)は、息子のフィリップ(モーリス・ロネ)を帰国させてほしいとフィリップの父親から依頼されイタリアへと向かう。美しい恋人マルジュ(マリー・ラフォレ)も手にした富豪の息子フィリップは親の金で遊び回り、全くアメリカに戻る気はなかった。一方、彼から邪険に扱われるトムの心に、やがて小さな殺意が芽生え……。
内部汚職の根を絶ち、殺しのライセンス・00(ダブルオー)を得たボンドはマダガスカルである男の監視をしていた。その男の携帯電話から得た情報、「エリプシス」の糸を手繰りバハマへ。そこでメッセージの送信者で、武器の売人のディミトリオスおよびその妻ソランジュと接触。マイアミ国際空港で披露される超大型旅客機の爆破計画を知る。この計画に絡んでいるとしてル・シッフルという男の情報をMから得る。ル・シッフルは世界各国のテロ組織から預かった資金をマネーロンダリングしつつ運用しており、旅客機製造会社の株のカラ売りを仕込んだ上で、同社が製造した超大型旅客機をお披露目式で爆破して、巨額の利益を得ようとしていた。しかし爆破をボンドに阻止されたことで大金を失い、テロ組織に返却する資金を取り戻そうとモンテネグロの「カジノ・ロワイヤル」にて開催されるポーカーゲームに参加することになった。ボンドはそのゲームに参加し、国の資金を使ってテロ資金稼ぎを阻止するよう命じられ、監視役として送られて来た金融活動部(FATF)のヴェスパー・リンドとともにゲームへ挑む。
念願のロス市警麻薬捜査課勤務となった新人刑事ジェイク。伝説のベテラン刑事アロンゾのパートナーとなって意気揚々と現場に趣くが、信じられない現実が待ち受けていて……。デンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞したサスペンス・アクション。
ニューヨーク。失恋したエリザベスは、とあるカフェに出入りするようになる。 毎晩ブルーベリー・パイを残して待っていてくれるカフェのオーナー、ジェレミー。 優しい彼との会話に、心が慰められるエリザベスだったが、失恋相手が新しい恋人といるところを見てしまい、旅へ出ることを決める。数々の人々と出会いながら、エリザベスはジェレミーが待つニューヨークへ戻りたいと思い始める・・・
「優しく殺す」をモットーにする殺し屋ジャッキー・コーガン(ブラッド・ピット)は、ドライバーと呼ばれるエージェント(リチャード・ジェンキンス)から賭博場強盗の黒幕を捜す依頼を受ける。彼は前科のあるマーキー(レイ・リオッタ)を捜し出したものの、強盗を仕組んだのは別の悪党3人組であることが判明。さまざまな思惑が複雑に絡み合う中、ジャッキーは事件に関わった者を皆殺しにすることを決める。
主人公ハックはポーカー世界大会で2度優勝する腕前を持つ父親を尊敬できないでいた。家族を捨て常にポーカーの虜となっていた父。しかし気付いてみれば彼も各地のポーカーテーブルで稼ぐプロのポーカープレイヤーとして日々過ごす存在となっていた。ある日友人の妹ビリーと知り合い惹かれあうが、彼女のなけなしの金を黙ってポーカーの種銭として使ってしまい愛想をつかされてしまう。 ポーカーの騙し合いの日々の中でハックはビリーが自分にとって心許せる特別な存在である事に深く気付かされるのだが、彼の中のポーカープレイヤーとしての葛藤や父親との確執に悩み続ける。そんな中ハックは、ラスベガスで開かれる世界最大のポーカー選手権出場が決まる。大会には3度目の優勝を狙う越えられない存在である父親も対戦相手として名乗りをあげていた。ビリーのいない中、ハックの孤独な勝負が始まる。
セガール映画の代名詞ともいえる“沈黙”が冠されたサスペンスアクション。歓楽街ラスベガスのカジノを舞台に、裏社会の男たちが命懸けの策略を張り巡らす。「CSI:科学捜査班」のレギュラー、ニック・ストークス役でスターになったG・イーズが、負け犬ギャンブラー役を熱演。セガールは一歩引き、ベガスの裏社会に通じたフィクサー的役柄で画面を引き締める。ほか共演は「アバター」の怪演で注目を集めた個性派S・ラングなど。 ラスベガス。ギャンブラーのダニエルは、妻子に逃げられ、借金も抱えた負け犬暮らし。そんなある日、バーで謎の富豪ダフィーと出会った彼は、リスキーなもうけ話を持ちかけられる。危険の香りにためらうダニエルはダフィーと口論からもみ合いとなり、転倒したダフィーが打ち所悪く死んでしまう。結果としてダフィーを殺した形になったダニエルは、ベガスの裏社会に通じ、彼の借金の貸し主でもあるポーラインに助けを求めるが……。