イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレによる、映画史に残る至高の名作。イタリアのシチリアを舞台に、少年と映写技師が映画を通して心を通わせていく様を、感動的な音楽と繊細な人物描写で描き出す。映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。
富豪未亡人邸を訪れた郵便配達人が見たものは、血だらけで横たわる女主人の横で棒を手に呆然と立ち尽くす家政婦の姿だった。そして、日食の闇の中で起きた20年前の事件の真相とは……!?
まだ封建的であった20世紀初頭のイギリス。良家の令嬢ルーシーは、旅先のフィレンツェで労働者階級の青年と出会う。情熱的な彼にルーシーは強く惹かれるが……。格調高い様式美の中で綴られるラヴ・ロマンス。
1950年代。新興住宅街《レボリューショナリー・ロード》で暮らすフランクとエイプリルは、可愛い子ども2人がいる理想的夫婦。だが元陸軍兵のフランクは事務機会社のセールスマンという自身の立場に未来が無いと感じ、かつて女優を志願したエイプリルも今は平凡な主婦であることが悩み。突然、家族そろってパリに引っ越そうと言い出した妻の考えに同意して辞職を決めたフランクだが、自分に昇進のチャンスがあると知る。
メキシコを舞台に、ひょんなことから出会ったスゴ腕ガンマンの流れ者と秘密を抱えた尼僧が、一緒に旅をしながら褒賞金目的の戦いに手を組んで活躍する姿を描いた西部劇。 流れ者のホーガンは、三人の男に乱暴されそうになっている尼僧サラを助けた。メキシコの革命騒ぎを利用して大金を稼ごうとしていたホーガンは、フランス軍に追われているサラと共に、革命派のもとへやってくる。そしてフランス軍の輸送列車を襲撃する計画を請け負うが……。凄腕ガンマンのくせに、妙に色っぽい尼僧には手を出せないイーストウッドがオカシイ。憎めない女を演じさせたら天下一品のマクレーンがここでも魅力を発揮している。
死火山“ダンテズ・ピーク”を調査しにやって来た火山学者ハリーは、調査の末、地殻変動の兆候を発見した。仲間の研究者たちに知らせたものの信じてもらえなかった彼は、市長のレイチェルのもとに押しかける。上司の反対を押し切って、避難を勧告するハリー。だがついに、大地震が起こってしまった。しかしそれも、大噴火の前触れにすぎなかったのだ……。
シューズ・デザイナーのドリュー・ベイラー(オーランド・ブルーム)が新たにデザインした靴の売り上げがさっぱりで会社は倒産寸前、ドリューは会社を首になる。希望を失ったドリューが自殺を決意すると妹から父が死んだと連絡が入る。
コピーライターの女性が、ひょんなことから17歳の女子高校生になりすますことで巻き起こる騒動を描いた、学園ロマンティック・コメディ。主演は『チャーリーズ・エンジェル』のドリュー・バリモア。
強盗に殺された父の死に責任を感じ、立ち直れずにいた青年トビー。彼は無人島で3泊を過ごす更生プログラムに参加する。それはサバイバルを通じて自分を見つめ直し、生きる意志を取り戻すというものだったが、程なく、彼は無人のはずの島でひとりの少女と遭遇する。その少女マデリンは、母親によって半ば閉じ込められるようにこの島に住まわされているらしい。トビーは迎えが来次第彼女を連れて島を出ようとする。