自分が運転する車で起こした事故が原因で、矢野志摩子の夫・和彦は性不能者となってしまっていた。それ以来、夫の強い愛はサディスティックなものに変わり、欲求不満を募らせた彼女は、結婚前の恋人・祐介を呼び出してカーセックスに励む。しかし、その最中、サイドブレーキが外れ、車が坂道を転がり落ち、祐介はそのまま死亡。志摩子だけが一命を取り留めた…。

19歳の少女ゆきは、新宿の行きつけの喫茶店で、二郎という青年と出会って意気投合。彼と恋に落ち、処女をささげたゆきだったが、スリ集団の頭目である彼と行動をともにするようになり、自らも悪に手を染めていく。