東京に住む上田孝夫と美智子の夫婦。孝夫は売れない小説家、美智子は大学病院の有能な医師だった。ある日、美智子は流産をきっかけにパニック障害という心の病にかかってしまう。都会の生活にも仕事にも疲れきっていた2人は、孝夫の故郷である信州へ移住することを決心した。2人は移り住んだある村で、村の死者がまつられた阿弥陀堂で暮らしているおうめ婆さんを始め、様々な人々と出会った。喋ることが出来ない難病を抱える少女・小百合は、おうめが日々思ったことを書きとめ、村の広報誌に“阿弥陀堂だより”として連載していた。

恋人と別れ、仕事もイマイチなNY在住のコメディライターが、余命わずかな母親のため故郷へ戻る。家族の前では平静を装ってはいるものの、内心はボロボロで…。

クローンとそのオリジナルである女性の生き残りを懸けた死闘を描くSFスリラー。病で余命がわずかだと知ったサラは、死期の迫った者が遺族を癒すために自身のクローンを作るプログラム“リプレイスメント(継承者)”の利用を決意するのだが……。