快晴のシカゴ。サボりの常習犯である高校生フェリスはこの日、仮病でズル休みすることに。そして、彼の姉や校長をイラ立たせ校内も騒然とする中、フェリスは病欠している金持ちの親友キャメロンを誘い、車で街へと繰り出していく。さらにはフェリスのガールフレンドも学校から誘い出すことに成功。こうして3人は、パレードに飛び入りしてはロックを歌い踊るなど、休日を存分に楽しむのだった。だが一方、フェリスの自宅では、校長や姉がそれぞれフェリスの仮病を暴こうと待ち構え、まだ何も事情を知らない両親も帰宅しようとしていた…。
胡桃(阿部菜々実)、由紀(長月翠)、悠里(間島和奏)は、学校で共同生活を送っていた。しかし、この学校の教室の机や椅子は無残に倒され、床には割れたガラスの破片が散乱しており、さらに彼女たちは痛みを感じない“かれら”の脅威から身を守りながら暮らしていた。ある日、胡桃と悠里が美紀(清原梨央)を発見する。
カリフォルニア郊外の高校に通うブレンダンは、元恋人のエミリーから電話を受ける。彼女は意味不明の言葉を残したまま電話を切り、ブレンダンはエミリーのことが気がかりに。その数日後、彼は排水溝で無残に横たわる彼女の遺体を発見してしまう。悔いの残るブレンダンはエミリーの死の真相を探るため、彼女の残した謎の言葉を頼りに調査を開始。やがて彼は、学園内に渦巻くドラッグ汚染という闇の世界へ導かれてゆく。
シカゴ郊外の高級住宅街で暮らす高校生ジョエルは、裕福な家庭のひとりっ子。卒業を控えて浮かれる彼は、両親が休暇で不在中、悪友にそそのかされて美人売春婦のラナを家に呼ぶ。そこで有頂天になったジョエルだが、はめを外しすぎて父のポルシェを壊してしまった。高額な修理費が払えない彼は、両親がいない自宅にラナの仲間の売春婦たちを集めてパーティーを開き、参加者から会費を集めてひともうけと皮算用するのだが…。
文豪チャールズ・ディケンズの名作を現代風に映画化した作品。自分が出入りするお屋敷で暮らす美少女に恋する孤児の少年。やがて彼のもとには差出人不明のお金が送られてくるようになり……。