ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家へ招待される。若干の不安とは裏腹に過剰な歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかり。そんななか、黒人の若者を発見し携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間彼は鼻から血を流し急に豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが…。

香港警察の中で「重案組」と呼ばれる特捜班を率いるチェンが不動産王ウォンの護衛任務を任される。だが、目の前で謎の犯罪集団にウォンをやすやすと誘拐されるという失態を犯したチェン。やがて、犯人の手がかりが台湾にあることが判明し、彼はホン警部とともに現地へと飛ぶ。そして二人は台湾当局の許可を得ずに重要容疑者を追跡、追いつめた容疑者をホンが死なせてしまったことから、強制送還されることになってしまう。一方、この事件がきっかけでチェンはホンが犯罪集団の内通者ではないかという疑いを抱くが…。 実話を基にしたシリアスなポリス・アクション。ジャッキー・チェンが、強いだけのヒーローではない人間的な刑事をリアルに熱演して新境地を見せた。

残酷な連続殺人犯がロンドンを恐怖に陥れる中、不名誉にも獄中生活を送る敏腕刑事ジョン・ルーサー。捕らえ損ねた サイバーサイコパスは、自分をあざけるように野放しのまま。そんな状況に耐えられなくなった彼は脱獄し、どんな手段を使っても事件に終止符を打とうと決意する!

郡の判事である黒人女性の孫娘が誘拐され、その後殺害されるという事件が発生した。その犯人は11歳の女の子2人(ロニー・フラーとアリス・マニング)であった。アリスは「赤ん坊を殺したのはロニーであって、私ははめられただけです」と主張したが、それは退けられることになった。不思議なことに、アリスの母親であるヘレンは娘を必死で庇う素振りを見せることがなかった。 それから7年後、18歳になったロニーとアリスは少年院から出所した。ロニーは町のベーグル販売店で働き始めたが、アリスはあてもなく町をぶらぶらしていた。アリスはリアリティ番組に出演してスターダムにのし上がりたいという野心を抱いており、司法制度の被害者としての自分をアピールするためのスピーチを練習していた。ヘレンは小学校の教員をしており、娘との関係はギクシャクしていた。ヘレンはアリスが太っていることや母親である自分と同じ価値観に全く共感していないことを不満に思っていた。 2人の出所から2週間後、地元の家具屋でブリタニーという名前の女の子が行方不明になるという事件が発生した。ブリタニーもまた白人と黒人の夫婦の間に生まれた子供であったことから、人々は7年前に発生した誘拐殺人事件を想起した。事件を担当することになった刑事の中には、7年前の事件で被害女児を発見し刑事に昇格したナンシー・ポーター刑事の姿があった。ポーターはあの事件のことが未だに脳裏から離れずにいた。ポーターはロニーとアリスに事情聴取を行ったが、ロニーは怯えるばかりで会話が成立せず、アリスは「7年前と同様、ロニーがやったに違いない」と強く主張してきた。ヘレンにも事情聴取が行われたが、彼女はポーターに対する敵意を剥き出しにした。 ポーターの直観通り、7年前の事件と今回の事件の間には密接な関係があった。しかし、そこには彼女が予想していた以上に陰惨な真実が隠されていた。