「ライトスタッフ」で一躍有名になったP・カウフマンが68年のチェコ動乱、いわゆる“プラハの春”を題材にして描いた超大作。若者の間に芽生えた民主化要求の波がソ連軍の軍事介入で圧殺されていく中、プレイボーイの医師と二人の女の青春が鮮烈に描かれる。古いニュース・フィルムと本編の画調を完璧に合わせるという離れ技を、ベルイマン作品で鳴らした名カメラマン、スヴェン・ニクヴィストが見事にやってのけている。
フロリダにある名門ゴルフ場の長老・スメイルズ。モグラに地面を荒らされ、成金のチャービクがクラブを荒らし回るなど災難が続いていた。さらに騒動が重なり、ふたりの対立はエスカレート。男の意地を懸けたゴルフトーナメントが行われることになるが…。
ダックスを逆転優勝に招き、自らも復権を果たした元コーチのゴードン・ボンベイ(エミリオ・エステヴェス)は、かねてから夢だったメジャーリーグでのプレイを目指してリンクに戻ったものの、栄光を目前にして無念の負傷を負う。失意の内に帰郷した彼を、スポーツ店を営むヤン老人(ヤン・ロービッシュ)とダックスのキャプテンだったチャーリー(ジョシュア・ジャクソン)が暖かく迎える。ヤンは落ち込むゴードンに、近くロスで開かれる世界大会の“チームUSA”のコーチを勧める。チームのスポンサーであるヘンドリックス社のティブルス(マイケル・タッカー)も、奇跡を呼ぶ男ゴードンの復活を強く促した。ゴードンは引き受け、メンバー集めを開始。ダックスの面々に加え、全米各地から新メンバーが集められた。しかし、優勝時とは似ても似つかないチーム状態に、ゴードンの檄が飛ぶ。しごかれた後の子供たちを、勉強と監視に当たる専任教師ミシェル(キャスリン・アープ)が優しく包む。いよいよロスに乗り込んだチームは第1、2戦を勝ち抜き、幸先のよいスタートを切る。ゴードンはヘンドリックス社の顔として、すっかり浮かれてしまう。ところが、鬼コーチのスタンソン(カーステン・ノーガード)率いるアイスランド・チームに大敗を喫し、焦るゴードンは子供たちに猛練習を命じた。ミシェルは彼に抗議し、子供たちとゴードンの間に亀裂が生じる。だが、ヤンのいさめの言葉にゴードンも深く反省し、彼とチームに一体感が芽生えた。特訓の末にチームUSAはカナダを破り、アイスランドも一敗して星が並ぶ。ダックスのチーム名を復活させた子供たちは、不屈の闘志を漲らせて試合に臨み、再び奇跡の逆転優勝を遂げた。
エドとデクスターが働く小さなレストラン、グッド・バーガーの向かいに、大きなチェーン店のバーガーショップができて大ピンチ。秘伝の自家製ソースで店を守れ!
航空管制官としての腕を自慢するニックの前に、すべてにおいて上をいく新任のラッセルが登場。しかもその彼の妻と、ふとしたことから関係してしまい……。豪華キャストに彩られたパニック・コメディ。
マホニー、ジョーンズ、ハイタワー、タックルベリーら、ドジなポリス軍団が巣立ったラサール校長をつとめるポリス・アカデミーが、廃校するかもしれないという情報が流れた。以前より署長の座を狙っていたモーザーがもう1つのポリス・アカデミーの校長におさまった。ところが州の緊縮財政により、ラサール校長のものかモーザー側かどちらか1つが閉校しなくてはいけないというのが事の真相だ。教え子たちに助けを求めるラサール校長に応えてOBたちがかけつける。州では、両校に優秀性を競わせ、決定は評定委員会にゆだねるという。両校の競争に備え、さっそくラサールのチーム特訓がはじまった。
アラブの王族・ファラフェル家は有史以来、その支配力の源はスピードだった。だが、前年にアメリカで開催されたキャノンボールに参加したシーク王子は優勝を逃し、帰還した彼に、王は再びアメリカに行き、優勝せねば帰国を許さないと言った。だが、キャノンボールは2年に1度の開催であることを告げると自分で主催しろと言われた。シークは賞金100万ドルを掲げ、命知らずのキャノンボーラーたちに招待状を出す。
3人組の悪党が、宝石泥棒や強盗などの犯罪を重ね、ハイタワーを始めとするポリス・アカデミー卒業生の面々は警備にあたるが、いつも裏をかかれてばかり。どうやら警察内部に、情報を洩らしている人間がいるらしい。面々は上司のハリスの相変わらずの妨害にあいながらも、全市を停電させてパニック状態に陥らせ市政転覆をたくらむ一味をつきとめる。