仏のSF作家ステファン・ウルの長編小説を、マンガ家ローラン・トポールの絵でアニメ化した異色のファンタジー作品。未開の惑星イガムを舞台に人間型のオム族と、彼らを奴隷のように扱うドラーグ族の戦いと協調を描く。SF的イマジネーションの凄さと特異なアニメーション映像には目を見張るものがある。

ダンサー・イン・ザ・ダークのラース・フォン・トリアー監督によるSF叙事詩。惑星衝突という“世界の終わり”に直面した姉妹を中心に、壮大なストーリーが展開する。主演のキルスティン・ダンストが第64回カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。

近未来の日本。生徒たちはモニタで厳重に監視され、安全を守られていた。学校は廃止され、生徒たちは家庭のモニタで学習を行い、週に1度だけ、“リアルコミュニケーション”研修のためにセンターに通う。そして必要があれば、カウンセラーのカウンセリングも受けられた。引っ込み思案な14歳の少女・葉月と、同じクラスに転入してきた少々変わり者の歩未。14~15歳の少女ばかりを狙った連続殺人事件が起きる中、失踪したクラスメイトの行方を追う2人は、天才少女の美緒と彼女の幼なじみで管理システムの外に生きる未登録住民の格闘少女・麗猫と知り合い、協力して事件の謎に迫っていく。一方、カウンセラーの静枝は、事件を担当する刑事・橡に協力して捜査に関わっていくが…。