ハリウッドが生んだ最初のスーパースター、ダグラス・フェアバンクスの代表作で、痛快無比の大活劇。サイレント映画。

舞台はスペイン領時代のカリフォルニア。マドリード留学から帰国してきた前市長の息子ディエゴ(タイロン・パワー)は、街の人々が現市長の圧制に苦しんでいることに憤り、昼間は軟弱男を装いながら、夜はマスク姿の英雄ゾロとなって、庶民のために立ち上がる。ジョンストン・マッカレー原作でダグラス・フェアバンクス主演で大ヒットした『奇傑ゾロ』を、時のハリウッド・キングことタイロン・パワー主演でリメイクした勧善懲悪の娯楽活劇。

『ハーフ・ア・チャンス』を最後に俳優業から引退したというA.ドロン。その美しさと妖艶さにうっとりする元祖『ゾロ』が登場。悪漢との戦い、美しい少女との恋、熱い友情が描かれた名作。

1821年、ラス・カリフォルニアスの最後のアルタ・カリフォルニア総督であったラファエル・モンテロは民衆の不満が高まりサンタ・アナ率いる革命軍の侵攻が迫る中、農民の処刑を餌に覆面の剣士怪傑ゾロを捕らえようとしたがゾロを英雄視する農民たちによって妨げられる。予てからスペイン貴族ディエゴ・デラ・ベガがゾロの正体ではないかと目を付けていたモンテロはディエゴ邸を襲う。ディエゴは捕らえられ、妻は殺され、幼い娘エレナはモンテロに奪われてしまう。

アントニオ・バンデラス主演のアクション・アドヴェンチャー『マスク・オブ・ゾロ』の続編。人々の平和と自由のために再びゾロのマスクを付けたアレハンドロは、アメリカ滅亡を企む秘密結社の存在を知り立ち上がる。