言語学が専門のヒギンズ教授は、同好の士であるピカリング大佐と言葉遣いについて議論した末に、ロンドンのきつい下町なまりで花を売り歩く娘イライザを、自分なら上品なレディに仕立て直してみせると豪語。かくしてその成否をめぐって大佐と賭けをしたヒギンズ教授は、早速イライザを相手に、なまりの矯正や礼儀作法のレッスンを開始。特訓の成果が実り、やがて見事一流のレディに変身した彼女は、社交界の花形となる。

オードリー・ヘプバーンによるロマンチックコメディー。名匠ビリー・ワイルダーがサミュエル・テイラーの戯曲「サブリナ・フェア」を映画化した。大富豪の兄弟と、美しく変身したお抱え運転手の娘との恋を描く。 大富豪ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナ(オードリー・ヘプバーン)が、主の次男デイヴィッド(ウィリアム・ホールデン)に恋心を抱くも、彼女の父は身分違いの恋を忘れさせるため娘をパリへ送り出す。2年後、洗練された淑女に変身した彼女が帰国すると、デイヴィッドはすっかり夢中に。婚約中の弟を案じる長男ライナス(ハンフリー・ボガート)は、やがて自分はサブリナが好きなことに気付き……。

母はベテラン詐欺師、息子はおとなしそうだが実はケチ臭い詐欺師、そしてその息子の恋人はといえば、色仕掛けが得意なこれまた詐欺師。そんな3人の愛憎と運命とを描いたラヴ・サスペンス。