過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョンは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。ギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった。
学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。
インド中央捜査局の職員になりすました詐欺師達が、強制捜査の名目で白昼堂々と宝石店を強盗。実際の事件を基に、詐欺師と捜査官の攻防を描いた犯罪ドラマ。
文豪トルストイの名作を、「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト監督が映画化。19世紀末ロシアの社交界を舞台に、政府高官の妻と青年将校との運命の愛を描く。 19世紀末のロシア。政府高官カレーニン(ジュード・ロウ)の妻にして、社交界の花として人々から注目されるアンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)。しかし、華やかな生活の裏で夫との愛なき結婚に空虚なものを抱いていた。そんな中、彼女は離婚の危機に陥った兄夫婦の関係を修復させようと、彼らのいるモスクワへ。駅に降り立ったアンナは、そこで青年将校ヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と出会う。彼から強い思いをぶつけられて戸惑う彼女だが、自分にも彼を慕う気持ちで胸がいっぱいだった。
幾度となく映画化されてきたロシアの文豪・トルストイの傑作ラブストーリーを、アレクサンドル・ザルヒが脚色・監督した文芸篇。政府の高官と政略結婚させられたアンナ。愛のない生活に満たされない日々を送っていた彼女は、ある日青年将校・ウロンスキーと出会う。ふたりは互いに惹かれ合うのだが…。 撮影はカラー作品は初めてというレオニード・カラーシニコフ、作曲はロジオン・シチェドリン、演奏はモスクワ室内オーケストラ。指揮はルドルフ・バルシャイである。美術はアレクサンドル・ボリソフ。出演は「戦争と貞操」のタチアナ・サモイロワ、舞台出身のワシリー・ラノボイ、「戦争と平和」のアナスタシア・ヴェルチンスカヤ、「小犬を連れた貴婦人」のイヤ・サーヴィナ、ニコライ・グリツェンコほか。アグファーカラー、70ミリ。