パリ在住の80代の夫婦、ジョルジュとアンヌ。共に音楽教師で、娘はミュージシャンとして活躍と、充実した日々を送っていた。ある日、教え子が開くコンサートに出向いた2人だが、そこでアンヌが病で倒れてしまう。病院に緊急搬送され、かろうじて死だけは免れたものの、半身まひという重い後遺症が残ってしまう。家に帰りたいというアンヌの強い願いから、自宅で彼女の介護を始めるジョルジュ。しかし、少しずつアンヌの症状は悪化していき、ついに死を選びたいと考えるようになり……。

鋭すぎる感覚を持つ少女インディア。彼女が18歳を迎えたとき、最愛の父が急死する。葬儀の日、行方不明だった叔父チャーリーが突然現れ、しばらくインディアと不仲の母エヴィが暮らす家に泊まることに。その日から始まる、幾つもの不可思議な出来事と、周囲の人々の失踪。インディアは一連の事件の犯人はチャーリーではないかと疑いながらも、彼に惹かれていく。そんな中、おぞましい殺人事件に遭遇して―