1987年1月、全斗煥大統領による軍事政権下の韓国。南営洞警察のパク所長は北分子を徹底的に排除するべく、取り調べを日ごとに激化させていた。そんな中、行き過ぎた取り調べによってソウル大学の学生が死亡してしまう。警察は隠蔽のため遺体の火葬を申請するが、違和感を抱いたチェ検事は検死解剖を命じ、拷問致死だったことが判明。さらに、政府が取り調べ担当刑事2人の逮捕だけで事件を終わらせようとしていることに気づいた新聞記者や刑務所看守らは、真実を公表するべく奔走する。また、殺された大学生の仲間たちも立ち上がり、事態は韓国全土を巻き込む民主化闘争へと展開していく。<1987年1月14日の学生運動家朴鍾哲拷問致死事件から6月民主抗争に至る大韓民国の民主化闘争を描いた韓国映画>

巧みに姿をくらます、"輝ける道"を率いる男。居所を突き止め逮捕しようと、ペルーの警官2人が潜入捜査に。思わず引き込まれる実話に基づいたドラマ。

ベストセラーとなった新作小説「暗闇の祈り」を携え、米人推理小説作家のピーター・ニール(A・フランシオサ)は宣伝キャンペーンでローマを訪れた。その来訪を待っていたかのように次々と起こる凄惨な連続殺人。猟奇的なその犯行手口は「暗闇の祈り」を模倣したものだった...。

「ミュンヘン」「NY心霊捜査官」のエリック・バナの主演で、ジェイン・ハーパーのベストセラー小説を映画化したクライムサスペンス。干ばつにあえぐ閉鎖的な田舎町で起こった、現在と過去の2つの殺人事件を通し、オーストラリアの社会が直面する問題をリアルに描いた。 メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友ルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷の小さな町に帰ってきた。ルークは、自身の妻子を殺した後に自らも命を絶ったのだ。町は長らく雨が降らずに干ばつに襲われており、ルークが事件を起こした背景にもそうした土地の事情があり、いわばルークも犠牲者だと思われていた。しかし、町にとどまって捜査を行うフォークは、未解決事件となっている過去の事件とも向き合うことになり、数十年も隔てた2つの事件がつながっているのではないかと疑い始める。 原作にほれ込んだバナが自らプロデューサーも務め、本作で約13年ぶりに母国オーストラリアの映画に主演した。

大恐慌時代のニューヨークを舞台に、落ちぶれた元野球選手の男と元ラジオ歌手の女の愛と性を描く。製作はキース・バリッシュとマーシャ・ナサティア。84年ピュリッツァー賞に輝いたウィリアム・ケネディの同名タイトルの小説を彼自身が脚本を担当して映画化。

テキサスの田舎町のある一家が、家の前に置いたお腹をすかせた少年アーリスを見かねて食事と寝床を与えた。しかし少年は泥棒の父親ロイを招きいれるため、この家に入り込むことが目的だった。一家の主人がそのたくらみに気づき、銃を持ち出したために、ロイは赤ん坊をのぞく家族全員を射殺する。それから25年後、アーリスは成人し、ゲーム機械のセールスの仕事であちこち旅をしていた。そんなある日、アーリスはケイと出会い、恋に落ちる。しかしケイはあの時に生き残った赤ん坊だった...。