家康にとって大切な存在だった三人の女性、最初の正室の築山御前(高島礼子)、次の正室で豊臣秀吉の妹の朝日姫(若村麻由美)、秀吉の側室の淀君(星野真里)との関わりを通して、家康の内面を中心に描く。
『宮城野』(みやぎの)は、2008年製作・2010年公開の日本映画である。 矢代静一作による同題戯曲を映画化した作品である。謎多き浮世絵師である東洲斎写楽をモチーフにした新感覚の時代劇。矢代の娘の毬谷友子が主演している。 “もう一つのエンディング版”である『宮城野〈ディレクターズカット版〉』も製作され、この作品はお蔵出し映画祭2011のコンペ部門にノミネートされて、審査員特別賞を受賞した。
幕末の1860年冬、時の幕府の大老・井伊が暗殺される<桜田門外の変>が発生。長らく続いた江戸の幕藩体制が大きく揺らぐことになったこの歴史的事件に参加したひとりの浪人には、実はなんとも意外で皮肉な過去が隠されていた……。過去に何度も映画化されていた郡司次郎正の人気大衆小説「侍ニッポン」を、名脚本家の橋本忍が脚色し、岡本監督が重厚なタッチで再映画化。戦後の日本映画界を代表する大スター、三船敏郎が訳ありの主人公を貫録たっぷりに演じるほか、新珠三千代、伊藤雄之助ら、共演陣も豪華多彩。 万延元年2月17日、星野監物を首領とする水戸の脱藩浪士たちは、時の幕府の大老・井伊直弼を亡き者にしようと暗殺を計画し、桜田門外で彼の登城を待ち受けるが、井伊はその日姿を見せず、計画はいったん中止。誰かが計画を外に漏らしたのでは、と裏切り者の詮索が始まる中、彼らの仲間に加わった尾州浪人の鶴千代と上州浪人の栗原に疑いがかかる。やがて栗原の容疑が濃厚になり、星野は鶴千代に栗原を斬れと命じるのだが……。
頃は江戸時代元禄年間、徳川幕府5代将軍・綱吉の治世。無役の身で有りながら将軍家の直参旗本である早乙女主水之介は、自らに降りかかる火の粉を払いながら、必殺の剣技「諸刃流青眼崩し(もろはりゅう せいがん くずし)」を駆使し、幕政を脅かす不穏な勢力に敢然と立ち向かう。
大目付内藤山城守は、薩摩藩江戸家老・伊集院監物が幕府の某要人と手を結び、幕府転覆を企てていることを知った。しかし謀反の誓紙を発見できず、責任を取り自害して果てた。山城守と昵懇であった早乙女主水之介(北大路)の退屈の虫が騒ぎ出し、鹿児島で大暴れする。父・市川右太衛門の十八番、額の三日月傷がトレードマークの“退屈男”を、息子の北大路欣也が演じた話題作。同じく主水之介の側用人・笹尾喜内の役を受け継いだ息子・堺正章とのダブル親子継承作品。また桂歌丸、林家木久蔵(当時)といったドラマでは珍しい顔ぶれも脇役として出演している。【以上、第7回京都国際ヒストリカ映画祭広報資料より引用】【データ協力:ろんた】
額に三日月の傷の退屈男・早乙女主水之介が華麗な剣さばきで大立ち回りの痛快時代劇第三弾。今回は将軍と自分の娘との間にできた子を、次期将軍の座にすえようと動く幕閣の要人と、それを阻止しようとする主水之介の対決。桜田淳子演じる謎の深川芸者・お袖の七変化にも注目。【ファミリー劇場広報資料より引用】
菊路(古村比呂)に紀州家からの縁談が持ち上がるが、兄の早乙女主水之介(北大路欣也)は断った。その頃、紀州家では藩主が不審な死を遂げていた。主水之介は紀州藩のお家騒動を一掃するため、旅立つ決意を固める。菊路の縁談相手とは過日、主水之介が、何者かからの襲撃を受けていたところを助けたものの、礼もなく立ち去った若侍・新之助であった。紀州藩の跡取りである新之助は、その後、紀州に向かったらしいが、側室に生ませた子を藩主にしようと企てる紀州藩江戸家老・岩倉軍太夫(御木本伸介)が、その命を狙っていた。主水之介は菊路と用人・笹尾喜内(堺正章)と共に紀州への足を早めるが……。北大路欣也が父・市川右太衛門の当たり役に扮するシリーズ第四弾。主水之介役もすっかり板についた北大路欣也は、父親ゆずりの豪快な高笑い、観る者をスカっとさせる口上の数々、クライマックスで見せる二刀流と一挙手一投足、その全てが見逃せない。また紀州家・重臣の娘・縫を多岐川裕美が演じ、主水之介との淡い恋模様も描かれる。さらにシリーズ定番となった桂歌丸&林家木久蔵(現・木久扇)演じる商人コンビと喜内の掛け合いなど、お馴染みの場面も楽しませてくれる。【以上、時代劇専門チャンネル番組広報資料より引用】
額に三日月の刀傷、諸羽流青眼崩しが悪を斬る!ご存知早乙女主水之介が活躍するシリーズ第五弾。今回は、将軍家に輿入れするために江戸へ向かった近衛家の姫君が、将軍家を亡き者にしようとする陰謀に巻き込まれ、主水之介が姫君と将軍家を守るために大奮闘する。【以上、ファミリー劇場広報資料より引用】
主水之介は侍に追われていた若衆を見事な剣さばきで救い出す。数日後、主水之介は若衆と再会。若衆は藤原家の姫・お輔と名乗り、藤原家の埋蔵金が公儀転覆に使われようとしていると告げた…。若衆・公家・武家・旅姿・お姫様とくるくる変わる賀来千香子の5変化が見もの。【以上、ファミリー劇場広報資料より引用】
父親同士、市川右太衛門・堺駿二のコンビを引き継いだ、北大路欣也・堺正章の「旗本退屈男」シリーズ第7弾。百万石の雄藩・加賀藩に謀反のきざしありと聞き込んだ早乙女主水之介は、将軍綱吉に目通りを願い、探索の旅に出る許しを受けた。数日後、京へ向かう加賀藩主の行列を眺めていると、その眼前で数人の侍が行列に走り寄って来た……。協力・京都・大覚寺、彦根城。
北大路欣也、堺正章の二代目コンビのシリーズ8作目。今回は沖縄の首里城のロケを敢行。薩摩藩琉球国執政・二階堂源右衛門は、属領である琉球国を完全に手に入れようと画策していた。琉球王・尚貞が捕えられた事を知った重臣麻丸と姪の麗花は琉球を脱出し、窮状を公儀に訴えようと江戸へ。江戸では、早乙女主水之介が、武士に斬りつけられている浪人を助けた。彼らは尚貞の密使で、筆頭老中に訴える為に江戸に出てきたのだった…。【ファミリー劇場番組広報資料より引用】
将軍綱吉(長門裕之)病気の報せに急ぎ登城した早乙女主水之介(北大路欣也)だったが、病気どころか、伊達家の息女・八重姫(多岐川裕美)との縁談を勧められる始末。だが、それも口実で、伊達藩謀反の噂の真偽を探ってきてほしいとのことだった。退屈の虫封じにと引き受けた主水之介は、用人の喜内(堺正章)を連れ、国許へ帰参する八重姫の行列を追って陸奥へと旅立った。だが、すでに幕府転覆を狙う豊臣方の残党たちが、紀伊国屋文左衛門(名古屋章)のもとに集結していた……。
不治の病と烙印を押され、生涯の望みを断たれてからというもの死と逸楽にのみ身をゆだね、野良犬のように世を渡り歩く哀れな素浪人・平手造酒。酒、女、恐喝。情け容赦ない冷酷漢・平手造酒だったが、とある旅籠屋で見識りとなったお吟の存在が、再び生きることへの執着を持たせた。