ニューヨークの開業医ビルとアリスの倦怠期を迎えている夫妻は、ビルの患者で友人のジーグラー夫妻が開いたクリスマス・パーティーに招かれる。このパーティでビルはピアニストであり旧友のニックと再会し、アリスはビルと別れて個別にパーティーを楽しむことにしたが、ビルは女性たちに誘惑され、一方でアリスはハンガリー人の紳士に誘惑される。

1970年代のフランス、何者かに拉致監禁され、長期にわたり虐待を受け続けた少女リュシー(ジェシー・パム)は自力で逃げ出し、傷だらけの状態で発見される。養護施設に収容された彼女は心を閉ざしていたが、同年代の少女アンナ(エリカ・スコット)にだけは心を許していた。15年後、リュシー(ミレーヌ・ジャンパノイ)は自分を監禁した相手を発見し、猟銃を手に犯人宅を訪れる。

バハマにあるカイリ教国は、人身御供の儀式直前に生け贄の指輪がないことに気がつく。その指輪がリンゴの指にある事を突き止めた司祭・クラングは、指輪を求めて英国へと渡り、ビートルズをあらゆる手段で付け狙う。始めのうちは身の回りで何が起こっているのか分からなかったリンゴとビートルズ一同だったが、やがて教団に指輪を狙われていることを知り、指輪を抜こうと試みるが何をやっても抜けない。指輪の専門家や怪しい科学者・フットにも頼んだが、やはり指輪はびくともしない。それどころか最後の頼りにした科学者フットまでこの指輪で大儲けを企み、指輪を狙い始める。そんな中で、生け贄にされていたが時間切れで助かった妹を持つ美女・アーメが、ビートルズを救うべく策動する。舞台を英国からオーストリア・アルプス、再び英国を経てバハマへと移す。

画家であり、小説家でもあるP・リドリーの初監督作品。1950年代、アイダホ。小麦畑の広がる田舎に育った8歳のセスは、ある日友達のイーブンとキムと共に一人暮らしの謎めいたイギリス人女性ドルフィンにいたずらをし、母に叱られて謝りに行かされた。鯨の骨や古いモリが飾られた異様な雰囲気の家の中で、自殺した夫の髪の毛や歯をドルフィンに見せられたセスは、たまたま父が読んでいた本からの連想で彼女を吸血鬼と思い込む。その翌日、イーブンの死体がセスの家の井戸の中から発見された……。

堅苦しいドキュメンタリー映画監督とその妻は、自由奔放な若いカップルと仲良くなったことで、自分たちの生活が少しずつ変化していく。