1973年9月11日、キャビンアテンダントのレナは、仕事でチリを訪れる。彼女は、現地でジャーナリストの恋人ダニエルと再会を果たしたものの、突然チリ軍部によるクーデターが起こり、反体制勢力としてダニエルが連行されてしまう。彼を救うため、レナは“コロニア・ディグニダ“に潜入する。

3人の男女がある孤島で共同生活を送っていた。男の一人は「オペレーター」、もう一人は「議長」、女は「副議長」と互いに呼び合い、同じデザインのTシャツを着ている。ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属する彼らは、「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送りながら、安住の地へ旅立つためにさまざまな日課をこなしていた。

ロサンゼルス。部屋を探すサラは、あるアパートの見学会を訪れた。築は古いが小ぎれいな建物と、家族のように支え合っている仲の良い住人たちに好感を持ち、彼女もまた住人たちに気に入られたことから、サラはこの物件に入居を決める。理想的な新生活が始まったかに思えたが、やがて壁の配管から異音が響き、ペット禁止にもかかわらずサラがこっそり猫を飼っていることをなじる無記名の手紙が届くなど、不穏な出来事が続き……。