オペラ観劇後に晩餐会に招かれ、ノビレ夫妻の邸宅を訪れた20人のブルジョワたち。晩餐を終えた彼らは客間にすっかり腰を落ち着かせ、夜が明けても全員が帰る方法を忘れたかのように客間を出ることができなくなってしまう。そのまま数日が過ぎ、水や食料も底を突いて命を落とす者まで出現。ブルジョワたちの道徳や倫理が崩壊していく中、事態は異様な展開へ転がりはじめる。

クマのバルーとヒョウのバギーラに見送られ、人間の村にやって来た少年モーグリは、美しい少女シャンティや新しい家族に囲まれ、幸せだけれど少し窮屈な毎日を送っていた。そんなある日、モーグリ恋しさにクマのバルーが村に顔を出す。森でののんきな暮らしが懐かしくなったモーグリは、バルーと一緒にジャングルへと向かうが、モーグリを追ってシャンティと弟ランジャンがジャングルに迷い込んでしまう。そこには、あの人間を襲う恐ろしいトラ、シア・カーンが待ち受けていた。

元ペットの熊・ブーグと野生育ちの鹿・エリオットは大の仲良し。エリオットの結婚式が近づく中、森で暮らしていたダックスフンドのウィニーが飼い主に連れ戻されてしまう。エリオットとブーグはウィニーを探す旅に出る。

そこはクマと人間が仲良く暮らす世界。子グマのベアリーは人間のバリントン家で大切に育てられ、何不自由ない生活を送っていた。自分を人間だと思い込んでいるベアリーだったが、他の家族に似ていないことを不思議に思っていた。そんなある日、11歳になったベアリーはとうとう兄デックスから自分が養子だと知らされ、ショックで家出してしまう。そしてベアリーが行き着いた先は、解散してしまった憧れのバンド“カントリー・ベアーズ”を生んだカントリー・ベア・ホール。ベアリーは今にも取り壊されようとしているこのホールを救うため、ある行動に出る。