西暦2154年。人類は惑星ポリフェマスの最大衛星パンドラに鉱物採掘基地を開いている。この星は熱帯雨林のような未開のジャングル覆われていて獰猛な動物と”ナヴィ”という先住種族が暮らしており、森の奥には地球のエネルギー問題解決の鍵となる希少鉱物の鉱床がある。この星の大気は人間に適さないので屋外活動にはマスクを着用する必要があり、ナヴィと意思疎通し交渉するために人間とナヴィの遺伝子を組み合わせて人間が作りあげた”アバター”が用いられた。
1954年、ニュー・イングランドのとある地域にある大邸宅で、ディナー・パーティが開かれる。ゲストの顔ぶれは、上院議員ピーコック夫人、ワシントンのホステスとしてすご腕を発揮している。ワズワース、殺人を目のあたりにしても少しも騒がない無表情な男だ。ある重要人物の未亡人で腹黒い女ホワイト夫人、精神料医プラム教授、上品な官僚グリーン氏。いばりちらしてばかりいるマスタード大佐、セクシーでずる賢く自分の欲しいものを手に入れる術を心得ているスカーレット。他にフランス人メイド、イヴェット、ボディ氏らの面々だ。その夜、パーティーは緊張の中で開かれやがて彼らの秘密が暴かれる。
コピーショップで働き退屈な毎日を送るジェリー。一卵性双生児の兄の葬儀からアパートに帰ったジェリーの携帯が鳴った。「30秒でFBIが到着する。今すぐ逃げなさい」。シングルマザーのレイチェルはひとり息子を楽団の演奏旅行に送り出した後、同じ女からの着信を受ける。まったく面識のないこの2人に共通するのは、見知らぬ女性からの電話。その声に従い引き合わされた二人は、FBIからも追われる身となる。
ミステリーの女王アガサ・クリスティが1949年に発表した「ねじれた家」を映画化。無一文から巨万の富を築いた大富豪レオニデスが毒殺され、私立探偵のチャールズは、レオニデスの孫娘で元恋人のソフィアから捜査を依頼される。レオニデスの屋敷には3世代にわたる一族が勢ぞろいしており、巨額の遺産をめぐって疑惑や嫉妬、憎悪が入り乱れていた。捜査を開始したチャールズは、ソフィアを含めた一族全員に殺害の動機があることに気づく。そして真相に近づいていく中で、第2の殺人が起こり……。 一族を仕切る大伯母イーディス役に、「天才作家の妻 40年目の真実」ほかで7度のアカデミー賞ノミネートのグレン・クローズ。私立探偵チャールズ役は同作でクローズと共演しているマックス・アイアンズ。監督に「サラの鍵」「ダーク・プレイス」のジル・パケ=ブレネール、脚本に群像劇「ゴスフォード・パーク」でアカデミー脚本賞を受賞しているジュリアン・フェロウズ。
「ダイバージェント」シリーズのテオ・ジェームズが主演を務めたSFスリラー。日本の山奥にある施設で人型アンドロイドの開発を進めるロボット工学者ジョージ・アルモア。会社からは成果をあげていないと不評だが、実は亡き妻ジュールをよみがえらせるための研究を続けていた。「アーカイヴ」というシステムを通じて彼女と交流するジュールは、そこから違法にデータを取り出し、J1、J2とバージョンアップしたアンドロイドを開発。そしてついに、まるで本物のジュールのようなJ3の完成が目前に迫る。そんな矢先、J2が予想外の行動をとり始め、さらに施設が外部の何者かに見つかってしまう。共演は「ニンフォマニアック」のステイシー・マーティン、「アンダーワールド ビギンズ」のローナ・ミトラ、「裏切りのサーカス」のトビー・ジョーンズ。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。
2度にも渡る世界の危機を救ったスパイキッズの2人、カルメンとジュニのコルテス姉弟。だが現在、ジュニは秘密諜報員組織OSSに対する不信感から組織を脱退し、独立して探偵を始めていた。そんな中、巷ではバーチャル・ゲーム“ゲームオーバー”が発売され話題に。だが、悪の天才プログラマー、トイメイカーがそのゲームで世界の子供たちを洗脳し、世界支配を企んでいることを察知したOSSは、その陰謀を阻止するため、カルメンを“ゲームオーバー”の世界に送り込む。しかし、彼女も囚われの身となってしまうのだった。