舞台はインドの最北部、標高3500mのヒマラヤ山脈麓の高地ラダック地方の伝統的な農村。ラダック奥地の過酷な自然環境の中で、たった一人で数百頭の家畜たちと共に生きる、監督の姉ツェリンの暮らしを追ったドキュメンタリー映画です。伝統的で素朴な生活が営まれ、大自然の中、動物たちとたくましくも優しく生きる彼女の生き方から、命、自然とのつながり、人間の在り方について深く考えさせる作品です。世界最高峰のアウトドアドキュメンタリー映画祭BANFFマウンテン・フィルム・フェスティバルでグランプリを受賞するなど、インド国内に留まらず海外でも数々の映画賞を獲得し、高い評価を得ています。
「チベット」…悟った良き人々のみが住む神秘の天空の世界? そんな「固定観念」を覆し、真のチベット解放を目指す“怒れる僧侶”が50年代にいた。ゲンドゥン・チュンペー。彼はやがて「フリーチベット」のシンボルとなっていく。古のチベットの姿、そして、チベットの未来が見えてくる。