人気SFアニメ「マクロス」シリーズの7作目として2016年に放送されたテレビアニメ「マクロスΔ(デルタ)」の劇場版。前作「マクロスF(フロンティア)」から8年後を舞台に、人々を狂暴化させる謎の病「ヴァールシンドローム」を歌の力で鎮める戦術音楽ユニット「ワルキューレ」と、彼女たちを護衛するバルキリー部隊「Δ小隊」の面々が繰り広げる戦いや恋と友情を描いたテレビシリーズのその後を、完全新作で描く。西暦2068年、銀河辺境のウィンダミア王国と新統合政府の間に起こった紛争は、ハヤテやミラージュの所属する「Δ小隊」の活躍、そして戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の歌の力により鎮静化した。ワルキューレは故郷のウィンダミアで停戦記念のライブを開催することになるが……。監督・原作はテレビシリーズに続き、「マクロス」シリーズには初期から数多く携わっている河森正治が務める。「マクロスF」の新作短編アニメ「劇場短編マクロスF 時の迷宮」が同時上映。

イラクの戦場から帰国し、家族と再会したばかりの海兵隊のマイケル。彼は、戦死したアメリカ兵の遺体を、彼らの故郷まで移送する任務に志願する。マイケルが担当するのは、チャンスという名前の若い兵士の遺体。専門家たちによってチャンスの遺体は清められ、遺品もまた洗浄されて棺へと納められてゆく。マイケルはチャンスの家族が住むワイオミング州まで、飛行機や車を乗り継ぎ、十分な配慮のもと丁寧に移送してゆく。

第二次大戦の中頃。北アフリカの砂漠部隊に配属されたイギリス軍のクレイグ少佐は、バーグマン大尉率いるユダヤ人特殊部隊と知り合う。指揮官からトブルクのドイツ軍要塞に潜入して燃料貯蔵庫を爆破するよう命じられるクレイグ少佐。特殊部隊は62名のイギリス軍捕虜と21名のドイツ兵に変装し、危機に見舞われながらもトブルク潜入に成功。しかし、この任務を何者かがドイツ軍に密告したという情報が部隊に流れる。